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藤井聡太、超早指し棋戦で見せた“終盤の決断力”。3連覇へ向けて一歩前進

投了図 129手目▲4二銀不成まで

将棋日本シリーズ

以下、△4二同金は7六にいる後手の馬を素抜ける。△4二同玉は▲5二金までの詰み。△5四玉と逃げる手には▲5二竜△6五玉▲4三馬△7五玉▲7六馬とやはり7六にいる後手の馬を取れる。後手の馬が消えれば、先手玉は簡単に寄らず、攻防ともに見込みなしの判断

局後の両者のコメントは以下のとおり。 藤井JT杯覇者「最初はこちらから攻めて飛車を取る展開になった。中盤は苦しいと感じるところもあったが、粘り強く指せたと思います」 佐々木七段「序盤はこちらが注文をつけて相手に動いてもらう将棋だった。しかし、ビシビシ指されて『この変化もカバーされているのか』と封じ手のあたりはガッカリしていた。中終盤はチャンスがありそうで、もう少し指しようがあったかもしれない」 勝った藤井の次戦は11月2日(土)に行われる準決勝第二局・東海大会での広瀬章人九段戦。3連覇なるか、次戦も目が離せない。 文/日刊SPA!取材班 写真提供/将棋日本シリーズ総合事務局
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