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嘉門タツオ(65)「粗品よりもひどかった」30代を振り返る。八代亜紀、桑田佳祐、中島みゆき…大御所の名曲を“笑いのネタ”に

あいみょんの替え唄も作ってみたい

あいみょんの替え唄も作りたい――今、流行っているヒット曲はどれも同じに聴こえて替え唄にしにくい、みたいな感覚はありますか。 嘉門:国民的なヒット曲であればそんなにないです。近年だと中島みゆきさんの『糸』とかは時代を超えた名曲だと思うんで、ゆくゆくは触れたらいいなって思ってますけど(笑)。 YOASOBIとかOfficial髭男dismとか……あいみょんも好きなんでよく聴いてます。『マリーゴールド』なんかどう替えようか触発されますよね。 謹慎中はサブスクばかり聴いてました。邦楽だけでなく洋楽も。ですからブルーノ・マーズとエド・シーランの違いとかもわかるようになりましたし、テイラー・スイフトが影響を受けたフェイス・ヒルというカントリー歌手の存在もこないだ知りました。

替え歌で印税はもらえない

――素朴な疑問ですが、替え唄の印税って……。 嘉門:もらえません。一切。すべてオリジナルを書いた人のところに行きます。 ――じゃあ、なんでやるんですか? 嘉門:山下達郎さんにも言われたことあります。「なんでそんな効率の悪いことやってるの?」って(笑)。実際、僕がつくる曲のなかで替え唄が占める割合は15%くらいですけどね。まあ、ギターを弾いて唄うのが好きなんですよ。 今「歌ネタ四銃士」と題して、テツandトモ、どぶろっく、AMEMIYAと一緒にコンサートもやっています。みんなギターを弾いて歌ってるところがポイントです。
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株式会社ラーニャ代表取締役。ドラマや映画の執筆を行うライター。Twitter⇒@Yuichitter

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