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42歳のセクシー女優、中学生の娘に名前を検索され…「もともと、ちょっと変わった母親だとは思われていたみたい(笑)」

AV新法のおかげで意外なメリットが

――セクシー女優として10年間を過ごした武藤さんですが、この10年はいろいろなことがあったのではないでしょうか。 武藤:そうですね、一番影響が大きかったのは、やっぱりAV新法ですかね。撮影までの契約などが大変になりましたし。お仕事がなくなった女の子も多かったみたいですしね。でも私にとって、AV新法は良かったと思う点もあるんですよ。 ――具体的にはどのような点ですか? 武藤:AV新法ができる以前は、急にお仕事が入ってしまうことも少なくなかったんです。「体調を崩してしまった女の子の代役」みたいに。でもAV新法ができて、急なお仕事が入らなくなった点は、個人的には助かりました。子どもと過ごす時間を大切にしたいので、急なお仕事は避けたいんです。プチ整形のダウンタイム、回復期間もあるので、スケジュールが組みやすくなりましたし。自分のペースでお仕事ができるようになりましたね。 ――なるほど。 武藤:ただ、性病検査が厳しくなったのは、いいことでもあるんですけど……ちょっと最近、大変だったので(笑)。

梅毒の擬陽性で一時期引退も考えた

武藤あやか

セクシー女優の武藤あやかさん

――梅毒の擬陽性が出てしまった、というお話でしたね。一時期、引退も考えるほどだったとか。 武藤:擬陽性自体は、体調や肝臓とか腎臓の状態の影響で、出てしまうことはあるらしいんです。ただ擬陽性が出てしまうと、当然作品に出演するわけにはいきません。プライベートでも心当たりはなかったし、共演した男優さんもなにもない、私もなにも症状が出ない。でも数値だけは陽性で出てしまうのは、やっぱり精神的にツラかったです。 ――結局、感染していないことが判明するまで、1か月ほどの時間が必要だったようですね。 武藤:調べている間、ずっとモヤモヤしてメンタルもやられました。お仕事を再開できて、本当に良かったです。 ――でもそのことを、わざわざSNSで発信した理由はなぜですか? 武藤:なにが悪いかって言えば、梅毒に対する知識がなく、性病検査も受けず、梅毒を流行させてしまっている人だよなと。実際、一般の人は性病検査なんてほとんど受けないじゃないですか。だから「梅毒ってこんなに大変なんだよ」って、みんなに知ってほしいと思ったんです。それなりに読んではもらえたんですが、以前、「奇跡の42歳」でバズったときよりはやっぱり反応が少なくて、そこは少し残念でした。でもひとりでも梅毒の怖さを知ってくれれば、それで良かったかな、とは思っています。
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コロナのときはアプリで遊びまくっていた
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単純に「本が好きだから」との理由で出版社に入社。雑誌制作をメインに仕事を続け、なんとなくフリーライターとして独立。「なんか面白ければ、それで良し」をモットーに、興味を持ったことを取材して記事にしながら人生を楽しむタイプのおじさんライター

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