更新日:2025年01月17日 19:24
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山崎製パン「薄皮シリーズ」5⇒4個に変えて売上1割アップ。“時代に合わせた”商品開発の裏側「1日100種類パンを食べたことも」

2025年の新作は「ツナ」。誕生の裏側と今後の期待

薄皮ツナマヨネーズ月間で大体60〜70品ほどの新商品を発売するヤマザキ。マーケティング部長の早川さんは、1週間で数百種類、多い日にはなんと「1日で100種類」も食べるのだとか。 ミニパンを5から4個に変更した2023年、惣菜パンシリーズを生んだ2024年。では、2025年は一体どんな企画を考えているのだろうか。 「2025年1月1日からは、惣菜シリーズ次なる味『薄皮ツナマヨネーズ』発売しています。新しい定番商品になりうる総菜シリーズを作ろうと思い、たまご味の2倍の時間をかけて開発しました。 味の選択肢はただ一つ、最初からツナマヨと決めていました。なぜならツナマヨも、たまご味に並ぶ、ランチパックで永遠不滅の味だからですね」

時代によって需要は変化していく

さらに2024年に発売した「薄皮たまごぱん」においても、中身の「たまご感」をアップデートしてリニューアルする予定だ。来年以降も惣菜パンには期待をしているのだそう。 「時代に合わせて、パンの生地や中身のリニューアルは常に行っています。振り返ると私が子供の頃は、朝から菓子パンを食べるなんて考えられませんでした。だけど今では普通ですよね。 そのように、時代によって需要は変わっていくんです。パン市場を見ていると、売れるものや受け入れられるもの、傾向などは1年ですごく変わるなと思います」 同社は時代の需要を捉えたヤマザキらしい商品を、今後も模索していくのだろう。 <取材・文/フジカワハルカ>
広島生まれ、東京在住のライター。早稲田大学文化構想学部卒。趣味で不定期で活動するぜんざい屋を営んでいる。関心領域はビジネスと食、特に甘いものには目がない。X(旧Twitter):@fujikawaHaruka
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