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普通の50代主婦が“YouTube副業”を開始…半年後に「月297万円」の利益を出せたワケ

普通の主婦がYouTubeを始めたワケ

CotoIT

7泊8日のハワイ旅行にて、ゴルフを楽しむ渡辺さん

 こうして大金を手にした渡辺さんだが、チャンネル作りはまったくの初心者。しかも、YouTubeを視聴する習慣もなかったそう。 「私は会社勤めをした後、結婚して駐在員として海外で暮らしていました。そのときにフラワーアレンジメントや絵付けなどの習い事をして、自宅でサロンを開いていたんですね。帰国後に仕事を辞めてもサロンは続けていたのですが、絵付けで使う材料を海外から輸入していたこともあり、物販に興味を持ってはじめてみたんです。でも、物販の事業はなかなか軌道に乗らなくて、ちょっと疲れてしまいました」  そんなときに出会ったのが、チャンネルの運営方法が学べるスクールだったという。興味を持った渡辺さんは入学を決意する。 「私はYouTubeをほとんど見たことがなかったですし、動画の編集や台本を作成したこともありませんでした。でも、動画編集や台本作成は外注できうることを知って目から鱗が落ちましたね。これまでは自分で学んだ技術をサロンで教えてきたのですが、外注化すれば、自分ができないことでも仕事になるんだと感動しました」

最初に立ち上げたチャンネルは「恐喝」の被害に

 渡辺さんは、個人が持つスキルや知識を売り買いできるサービスなどを利用して、動画編集と台本作成を外注化。当時、流行していた「朗読系」で、嫁姑問題で最終的に嫁側がスカッとするエピソードを紹介するのチャンネルを2023年2月に立ち上げた。 「朗読系のチャンネルは、日本称賛系のチャンネルよりも出だしが好調で、すぐに数万再生を記録しました。これならすぐに人気チャンネルに育てられると思った矢先、嫌がらせに遭ってしまったんです。台本はこちらで用意したものですし、フリー素材の写真や音楽を使っているのに、運営に著作権を侵害していると虚偽の報告をされてしまいました。 そして、報告を取り下げるかわりにお金を払えというんです。人気のチャンネルは、こうした『恐喝』のような事件が多発しているみたいで、最初のチャンネルはこれが原因で再生回数が急落してしまいました」  YouTubeは、訴えられたほうは圧倒的に立場が弱く、渡辺さんは泣き寝入りするしかなったそう。しかし、諦めずに再挑戦した日本称賛系のチャンネルで成功を掴んだ。 「YouTubeは、視聴者の多い人気のジャンルでチャンネルを立ち上げて、とにかく継続することが大事。継続していれば、いずれ再生回数が増えて収益化できると思います。それに、私のように動画編集と台本作成を外注化すれば、初心者の私がやるよりも効率的ですし、クオリティの高い動画にもできる。  今後は新しいチャンネルを軌道に乗せて、ディレクションも外注したいと考えています。ゆくゆくはすべての業務を外注に任せて、複数の人気チャンネルを運営したいですね」
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