「小学生の時は友達もほとんどいなかった」芳根京子27歳の“人生を変えた”転機。「土曜日に先生から電話がかかってきて」
映画『雪の花 ―ともに在りて―』が公開中の芳根京子さん(27歳)。江戸時代末期に大流行した天然痘と闘った実在の医師の姿を描いた作品で、松坂桃李さん演じる主人公・笠原良策の妻・千穂を演じています。
凛と強い妻を演じ切った芳根さんは、本作で和太鼓と殺陣に初挑戦。芳根さんと「挑戦」にまつわるお話を、子ども時代も含めて聞きました。また、昨年初めて挑戦したというサーフィンのエピソードも。
――小泉堯史監督によるフィルム撮影が本当に美しい作品で、実話であることにも驚きました。笠原夫婦の絆や、妻・千穂の魅力も端々から伝わりましたが、今回、芳根さんは和太鼓と殺陣に初挑戦でした。音楽はお得意なイメージがありますが。
芳根京子(以下、芳根):今までいろんな楽器をやらせていただきましたが、和太鼓は初めてで、最初は叩き方はもちろんバチの持ち方も分かりませんでした。初日はよく分からないまま終わってしまいました。
――練習期間はどれくらい取られたのですか?
芳根:クランクインの前から3カ月くらい。週1~2回通いましたが、不慣れなので、結構体にダメージが来るんです。はじめの頃は手に豆もできましたし、テーピングをグルグル巻いて練習しました。
――挑戦へのプレッシャーは。
芳根:心に余裕がない中で、発表の日だけが決まっている状態ですからね。大人になってから、ゼロから物事を吸収することって減りますし、すごく緊張しました。「もう間に合わないです」とか思ってました(笑)。
正直、最初はメソメソしながらやってたんですけど、そんなことも言ってられませんし、先生も盛り上げるのがお上手で、「今のかっこいいよ」とか、誉めて伸ばしてくださって、本当にありがたかったです。
――上達していく実感はありましたか?
芳根:途中から急にいい音が鳴るようになりました。急になにかが舞い降りたというか。そこからは早かったです。たぶん自分でも叩き方が分かったのと、それで楽しいと思えるようになったのが大きいと思います。
先生もうまくやれると自分のことのように喜んでくださるので、嬉しくて、周りの人もニコニコして迎えてくれる。その喜びで「もっと頑張ろう」と毎日お家でも叩いてました。
――家ではどうやって?
芳根:太鼓の反発力と似ているクッションを先生がくださったんです。それとマイバチといただいたので、それを使って家で毎日練習して、ホテルに入ってからは枕を毎日叩いてました。
――実際のシーンでは、大勢を前にした演奏でした。また勝手が違ったのでは。
芳根:チームのみなさんと一緒に3カ月練習してきたので、心強さが強かったです。
お祭りのシーンで、みなさん楽しく見ている設定だったので、みなさんがいてくれることで、みなさんの笑顔を見て、松坂さんの、良策さんの笑顔を見て、より一層純粋に楽しんでもらえたらいいなとの思いで叩けました。すごく楽しかったです。
――本作では殺陣の場面もありました。挑戦続きでしたね。
芳根:周りの方に支えてもらった半年間でした。2023年の下半期は、和太鼓のことで頭がいっぱいで、加えて殺陣もやる必要があったので、すごく緊張しました。
でも殺陣本番の日も小泉監督が「芳根京子はこんなもんじゃない。できる!」と鼓舞してくださったので「私はできる!」と自己暗示じゃないですけど、そう臨みました。
和太鼓と殺陣に初挑戦
「私はできる!」と自己暗示をかけていた
ケーブルテレビガイド誌の編集を経てフリーランスに。映画周辺のインタビュー取材を軸に、テレビドラマや芝居など、エンタメ系の記事を雑誌やWEBに執筆している。親類縁者で唯一の映画好きとして育った突然変異。X(旧Twitter):@mochi_fumi
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【公開情報】
(C) 2025映画「雪の花」製作委員会
『雪の花 ―ともに在りて―』は全国公開中
公式サイト https://movies.shochiku.co.jp/yukinohana/
【チェキプレゼント】
芳根京子さんのサイン入りチェキを1名様にプレゼント
〆切:2024年2月14日
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