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“村の掟に翻弄される”深川麻衣が「芸能界の独自ルール」を語る。「中にいると気付きづらいですよね…」

芸能界ならではの独自ルール

芸能界独自のルールだと思うこと

(C) 2024映画「嗤う蟲」製作委員会

――では、芸能界という環境に飛び込んだ深川さんが、「これは芸能界の独自ルールかな」と感じたことがあれば教えてください。 深川:挨拶でしょうか。時間帯関係なく「おはようございます」を言う。それって芸能界ならではかもしれないですよね。夜でも「おはようございます」を使ったりしますよね。 ――なるほど、そうかもしれません。 深川:ほかはなんでしょう。外側から見てみないと、中にいると気づきづらいですよね……。「お疲れ様です」も挨拶でよく言うので、たまに現場の帰り道に寄ったお店の店員さんとかにも思わず言ってしまって恥ずかしかったことがあります(笑)。

深川麻衣の中の小さな悪とは

深川麻衣の小さな悪――『嗤う蟲』には完全な「悪」はいないとお話がありましたが、深川さん自身の小さな悪ポイントを挙げてもらえませんか? 深川:メイクを落とさずに寝る、とか。 ――なるほど(笑)。 深川:あと、夜中にお腹が空いて、「食べちゃえ!」って夜食にラーメンとかを食べちゃうとき。すっごい背徳感で「やってやったぜっ」みたいな気持ちになります。 ――あはは!落ち込むのではなくて、「やってやったぜ」なんですね、いいですね。 深川:ラーメンって、翌日はやっぱり顔がむくんだりするので、食べるタイミングは気を使うじゃないですか。だから食べてるときは「私、やっちゃってる!」みたいになります(笑)。映画やドラマを見ながら食べるとより幸せな時間です。

チャームポイントは、口横の幸運の2つ星

――すみません、全然話は違うのですが、ご自身のチャームポイントはどこだと思われていますか? 深川:うーん。(口の横のほくろを指さしながら)ココですかね。 ――演者としての深川さんが魅力的なのは言うまでもないのですけど、目の前の深川さんもとてもチャーミングで、お話している姿や、そのほくろもステキだなと感じて黙っていられませんでした。ご自身が思っていたチャームポイントと同じでしたね。 深川:本当ですか! 嬉しい。よかった。もともと、ここのほくろが自分ではすごく嫌いだったんです。でもこうした芸能のお仕事を始めてから、「それはチャームポイントだよ」と言ってもらうことがとても増えて、それでようやく自分でも受け入れることができるようになっていったんです。 なかなか、ここに2つある人はいないので、それを「チャームポイントだね」と、このお仕事を始めてから言ってもらえるようになったことが嬉しいです。 ――お世辞抜きでステキだと思います。幸運の2つ星に見えます。 深川:ありがとうございます! そうですね。私の「幸運の2つ星」です。 <取材・文・撮影/望月ふみ>
ケーブルテレビガイド誌の編集を経てフリーランスに。映画周辺のインタビュー取材を軸に、テレビドラマや芝居など、エンタメ系の記事を雑誌やWEBに執筆している。親類縁者で唯一の映画好きとして育った突然変異。X(旧Twitter):@mochi_fumi
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『嗤う蟲』は全国公開中
公式サイト https://waraumushi.jp/