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「許可は取ってます」嘘をついて他人の敷地で山菜を採る60代男性…身元がバレて慰謝料を支払うまで

男性の妻と息子は平謝りも本人は最後まで不服そうな態度

不服そうな態度「後日、弁護士立会いのもと、男性から謝罪を受けました。私も同席したのですが、謝罪といっても形ばかりのもので不服そうな態度でした。でも、それを男性の妻と息子がたしなめ、土下座せんばかりの勢いで謝ってきました。  小さな町だから警察沙汰になって後ろ指を指されるのを恐れたのでしょうね。こちらから慰謝料などは一切求めませんでしたが、あちらから30万円を支払うとの申し出もあり、父もそれで矛を収めることにしたんです」  ただし、再び不法侵入を確認した場合、今度は問答無用で警察に通報すると通告。さすがに懲りたのか実家近くの山で男性を見かけることはなくなった。 「それでも父は『ああいう奴はほとぼりが冷めたころにまたやるに決まってる!』と見回りを兼ねた朝の散歩が日課になっています。  仕事を辞めてからは家でゴロゴロしてばかりでしたし、少し健康的な生活になったのかも。息子として心配していた部分でもあったので、そこはよかったと思います」  そもそも無断で人の敷地に立ち入るのも山菜を持ち帰るのも違法。「どうせバレやしない」と軽い気持ちで考えている人は、今すぐその認識を改めるようにしよう。 <TEXT/トシタカマサ>
ビジネスや旅行、サブカルなど幅広いジャンルを扱うフリーライター。リサーチャーとしても活動しており、大好物は一般男女のスカッと話やトンデモエピソード。4年前から東京と地方の二拠点生活を満喫中。
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