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銀座ホステスが1セット4000円の安キャバに勤めてみたら…出会った“痛客”の珍言動7選

珍客その⑥「出版社とコネがある」とエサをチラつかせるおじさん

お酒を作る女性 私が野良のライターであるとわかると「出版社の偉い人と知り合いなんだけど」「今度、出版社の偉い人と飲むから来る? 紹介してあげてもいいけど」「タワマンでパーティがあってぇ〜」とエサをチラつかせるおじさんも珍しくありません。  なめられたもんです。私が無料でおっさんの接待をするわけないだろ。

珍客その⑦4,000円しか持っていないおじさん

 1セット4,000円とはいえ、4,000円ぽっきりで遊べるわけではありません。セット料金はいわば「入場料」です。ハウスボトル(お店から提供される飲み放題のボトル)を飲むとしても、楽しく遊ぶためには、キャストのドリンク代など追加料金を支払う必要があります。  また、セット料金にはサービス料、タックスなどは含まれていないことが多いです。この点にもご注意ください。  千円札を4枚握りしめて来店し、お会計時に「そんなの聞いてないよ!」と駄々をこねるおじさんも稀にいらっしゃいますが、そんな彼を見つめる我々の目が冷たいことは言うまでもありません。

暴走しがちなあなたへ

 
みずえちゃん

大阪・北新地などのキャバクラを経て、現在は銀座のクラブにホステスとして勤める筆者

 今回は「1セット4,000円の安キャバで出会った珍客7選」を解説しました。前歯のないおじさんにとっての4,000円はまさに「今日、明日をしのぐお金」に他なりません。マンツーマン接客&指名制であるというキャバクラのシステムの特性上、男性を暴走させやすいこともあり、安キャバで過ごしたおよそ半年はなかなかハードなものでした。  銀座だろうと安キャバだろうと、こちらとしてはやることは同じで、男性をおもてなしし、楽しい夢を見ていただき、笑顔でお帰りいただくだけなのですが。  くれぐれも「ご利用は計画的に」とお願いしたいです。   <文/みずえちゃん>
1989年生まれ。新潟県長岡市出身。関西外国語大学卒業後、大阪市内の広告代理店に勤務する傍ら、キャバ嬢デビュー。結婚、離婚、地方の激安キャバクラを経て、現在は銀座ホステスとライターを兼業。X(旧Twitter):@mizuechan1989
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