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江頭2:50が炎上…令和の時代でも“暴走芸人”を「テレビマンが起用したくなったワケ」

テレビマンがエガちゃんを起用したくなる理由

エガちゃんねる

江頭2:50 公式YouTubeチャンネル『エガちゃんねる』の投稿にて、「SNS等で永野芽郁さんを非難・攻撃するような投稿が見受けられます。永野さんは決して悪くありませんし、江頭本人もこのような事は望んでおりませんので、すぐにおやめください」と注意喚起を行なった

 エガちゃんは「ドブネズミみたいに美しくなりたい」と思っている。だからこそ「ドブネズミみたいに誰よりも優しい」のだ。しかし、現行のテレビのルールでは、ドブネズミはドブネズミでしかない。そんな不寛容な、世界観に違和感を感じるからこそ、テレビマンもエガちゃんを起用したくなるのだと思う。  くだんの祝辞の中で、エガちゃんは「99人がバカにしても1人が笑ってくれればいいじゃねえか」と言った。だから、エガちゃんにとって今回の行動によって賛否両論が巻き起こることは、最初から覚悟していることだったはずだ。

エガちゃんが許せなかったネット民の声

「エガちゃんねる」の中で、唯一エガちゃんが、気色ばんだのは「どうせ台本なのだから」というネット民のコメントを知ったときだった。「どんな仕事も真剣にやっている」と、てらうことなく若者の前で宣言したエガちゃんにとって、許せないものは、自分に対する批判ではなく、こうした「したり顔の高みの見物」なのだ。
1968年生まれ。構成作家。『電気グルーヴのオールナイトニッポン』をはじめ『ピエール瀧のしょんないTV』などを担当。週刊SPA!にて読者投稿コーナー『バカはサイレンで泣く』、KAMINOGEにて『自己投影観戦記~できれば強くなりたかった~』を連載中。ツイッター @mo_shiina
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