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悲鳴が集中!「ネットがあれば田舎暮らしも大丈夫!」の落とし穴

給料が上がらない時代の今、都市部で働く若者は高い家賃に生活費を圧迫され、貯金もできず、明るい未来像も描けない。そのうえ、毎朝、満員電車に揺られて通勤し、夜遅くまで酷使される。そんな都会での生活に疲れ、田舎での暮らしを目指す人が増えているという。

悲鳴が集中!「ネットがあれば大丈夫!」の落とし穴

 現代はネット全盛社会。どんな辺境の地にいてもネット環境さえあれば、距離的な問題は解決される。特にSOHO(自宅内オフィス)態勢で仕事のできる人にとって田舎暮らしは、住居コストが低い分、理想的といえそうだが……。

「市内から車で1時間も行けば田舎のネット環境の脆弱さに気づきますよ。ADSL? 光? なんですかそれって話。ネット回線業者に電話したら、苦笑しながら『そちらの地域には開通の予定はまだありませんから。100人規模の嘆願書と自治体の後押しをいただいてからいらしてください』って言われて。僕がやってるウェブ映像制作の仕事で必要なデータの送受信も、ISDNじゃ容量が重すぎて仕事になりません」(佐賀・33歳・Web映像制作)

 地方こそネット環境の充実が必要だと思うが……。また、技術問題だけでなくこんな不満も。

「田舎に戻ってすぐの頃、市内に買い物に出かけても、好きなブランドの置いてあるお店がないのでネット通販を利用したら、『申し訳ございません。お客さまの地域は弊社のサービス区域の対象外でございます』って感じで高い運送料がかかる。今やジャ○コの常連です」(長野・28歳・フリーター)

 物理的な距離を縮めるはずのネットが、逆に心を遠ざける結果になっているようだ。

― 脱都会[田舎暮らし]は生き地獄【】 ―




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