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子育てのために山を買う。アクアラインの先に東京から一番近い田舎があった

―[山を買う楽しみ]―
「山を買う」のは、アウトドアの究極の楽しみ。山は自分だけのキャンプ場として、また週末を過ごす特別な場所として、誰にも邪魔されずに自由に楽しむフィールドとして、幅広い楽しみをもたらしてくれる。そんな山を手に入れた人たちが語る「山のある人生」の喜びとは? 【画像をすべて見る】⇒画像をタップすると次の画像が見られます
山を買う楽しみ

裏庭につくったデッキからは、美しい田んぼや菜園、里山を見わたすことができる。「ここにいると、ものすごくいい“気”を感じられて、都心の暮らしでたまった1週間分のストレスがあっという間に霧散します」(馬場未織さん)

都会育ちの家族が決断したのは、房総に「田舎を持つ」ことだった

 東京に生まれ育ち、同じく東京育ちの夫と幸せな家庭を築き、子どもたちとの充実した暮らしを送っていた馬場未織さん。その充実感が微妙に変化し始めたきっかけは、子どもたちの成長だった。 「とくに長男は小さなころから虫や魚とかの生きものが大好きで、ヒマさえあれば図鑑を読んだり絵を描いてました。当然、実物を見たり捕まえたりしたくなるので、それをできるだけかなえてあげたくて。当時は、時間の許す限り子どもと一緒に近所の公園に通ってましたね」  好奇心の塊のような子どもたちと生きものと触れ合ううちに、子どもの笑顔を見られることのうれしさと同時に、自分自身も幼いころには生きものが大好きだったことを未織さんは思い出す。 「でも、子どもの生きものの知識レベルがグングン上がっていくのに、近所の公園で見られるのはセミとかチョウとかアリだけなんです。かっこいいクワガタとか珍しい植物とかは見られなくて……。公園そのものも人工的な自然なので、子どもにとっては全然つまらない場所だったことを痛感させられました」

里山物件を探していたらインターネットに出ていない物件も

 夫婦ともに実家は都内なので夏休みに帰れる田舎もなく、都会で子どもを育てていくことに漠然とした疑問を抱き始めた未織さん。夫とも相談しながら、家族で自然と触れ合いながら暮らせる「もうひとつの拠点」探しをスタートさせた。 最初はインターネットで神奈川県の里山物件を探すものの、そうは簡単に見つからない。そこで不動産屋に直接問い合わせてみると、インターネットには出ていない物件があることがわかってきた。
山を買う楽しみ

田舎探しに夢中になり、結果的に広大な山を購入した未織さん。「覚悟はしてましたが、夏の草刈りはメチャクチャ大変です。でも、私が最初に感じた美しい風景を維持できることが大きな喜びなんです」

 それからは毎週末のように不動産屋めぐり。一度は契約寸前まで行った物件もあったものの、先方の都合でキャンセルに。 「それで、当時はまだ通行料が高額だったアクアラインで房総半島に渡ってみようと思って。それが、私たちの新たな暮らしが始まるきっかけでした!」
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インターネットで目にした8700坪という広大な里山
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