更新日:2021年12月29日 12:15
カーライフ

見た目は軽トラ、走りはジムニー! 究極のオフロードカー誕生秘話

コンパクト四駆の世界

SUZUKIジムトラ(キャリイ+ジムニー)と熊本県南阿蘇村のM.I さん

だれも乗っていないクルマ、日本に1台だけのクルマをつくろう

 一見するとかなりリフトアップしたイケメンの軽トラに見えるが、実はこのクルマ、ボディがキャリイ、足回りがジムニー、そしてエンジンがエブリイワゴンという、3つのクルマの“いいとこ取り”をした究極の四駆なのである。  昔から四駆が大好きで、これまでもジムニーや軽トラを何台も乗り継いできたというオーナーのM.I さんが、「だれも乗っていないクルマ、日本に1台だけのクルマをつくろう」と考えてつくり上げたものだ。
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走っているだけでも存在感抜群。地元でもみんなが注目しているそう

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ログハウスの自宅にもしっくりとなじんでいる

ランクルのカスタムが得意なショップに相談し完成まで約1年

 カスタマイズのコンセプトは、「どんな現場にも入っていけるフットワークとパワーがあるクルマ」というものだった。オーナーは、工事現場などに砕石や資材、建設機械を輸送する会社を経営していることもあり、どうせならオフロードに強い仕様にしたいと考えた。  そこでランクルなどのカスタムを得意とする友人のショップ「NEO STEEL」に相談して、1年近い時間をかけてこのクルマを完成させたという。
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極太のフロントガードとウインチを備えた力強い面構えがかっこいい

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迫力あるタイヤにも負けないオーバーフェンダーが存在感を主張する

 60万円で買った中古の軽トラ・キャリイをベースに、足回りは20万円で手に入れたジムニーJA12のものを移植。足回りを変えたことでえた車重に対するパワー不足を補うために、エブリイワゴンのターボエンジンに積み替えた。さらにインタークーラーを搭載して、パワーアップも図られている。
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車内はキャリイそのもの。四駆への切り替え時は前輪のフロントハブをロックする

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軽トラならではの荷台が、さまざまな場面で威力を発揮する

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熊本地震後の作業でも先遣隊として活躍したジムニー
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日本のオフロードにはコンパクト四駆が一番!

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