モテすぎ!7人のオンナと11人の子供をつくったレゲエの神様・ボブ・マーリー秘話
レゲエの神様と称され、いまもなお世界中の人々の心を掴んで離さない、ボブ・マーリー。36歳という短い人生を駆け抜けたボブだったが、実はボブには妻のほかに6人の女性がおり、正妻とあわせて、実に11人の子供を儲けたことは知られていない。
◆「俺は西洋のシステムには従わない」
http://www.bobmarley-movie.jp
角川シネマ有楽町、ヒューマントラストシネマ渋谷、吉祥寺バウスシアター他にて大ヒット上映中
(C)SHANGRI-LA ENTERTAINMENT LLC AND TUFF GONG PICTURES LP 2012
取材・文/遠藤修哉(本誌)
21歳でのちに自身のバンドでコーラスを務めるリタと「できちゃった結婚」したボブ。27歳で世界的に有名になると、妻子がいるくせして、ミス・ジャマイカや、当時独裁者で有名だった、ガボン共和国大統領の娘など、スゴすぎるオンナばかり、立て続けに6人とデキてしまったのだ。
正妻のリタはインタビューで平然と答える「私は彼の守護天使よ。単なる妻という存在を超えたものになってた」と。細かい男女関係よりも、ボブのメッセージが世界中に伝わることが大事と、さらっと言いのけるのだ。
それに対するボブの考えは明確だった。「俺は西洋のシステムには従わない。もし法に従って生きるとしたら、俺が従うのはジャー(ラスタでいう神)の法だ。もしジャーの法になければ、俺は俺の法を作る」とインタビューで答える。
たしかにボブは「ハンサム」であったのだろうが、友人は「ボブは女たらしじゃないんだ、シャイだから女が放っとかないんだ」とシャイであったことが、ボブがモテた理由と強調する。
女性たちは「ボブを心から尊敬している」といいつつも、「女性に対しては誠実ではなかった」と微妙な女ゴコロも覗かせる。
一説によれば、ボブは、ラスタの教義にも厳格で、食べるものや思想にまつわる行動に厳しく、かつ寡黙だったともいう。そのくせして女にめっぽう弱い……。シャイなボブのメッセージは”ストレート”だったのだろう。
事実、16歳の時ボブに見初められ、その後子供を儲けた女性のひとりは「君は僕のものだ。君が好きなんだ。いいかい、彼氏を作るなら僕が最初だからね」と口説かれたと話す。
「ボブは西洋の男と違って、複数の女を扱えた」と賞賛する女もいた。
「ワン・ラブ」を体現したボブだが、他の女性たちとの間に儲けた子供たちは現在でも仲良しで、ボブの唱える「ワンビッグ・ファミリー」となっているそう。
事実、他の女性との間に生まれた息子ローハン・マーリーは、あの世界的なシンガー・ローリン・ヒルとの間に5人の子供をもうけながら、6人目の出産直後にモデルと浮気をしつつ夫婦関係を維持するなど、ボブの”精神”は確実に受け継がれている……。
現在公開中の映画『ボブ・マーリー/ルーツ・オブ・レジェンド』では家族や関係者、はたまた他の女性たちのコメントやたくさんの歌詞や曲から、”人間ボブ・マーリー”の姿を赤裸々に描いている。「生きる」ということに全力で、かつ、たくさんの女性の心を掴んだボブに学ぶところは多いはずだ。
『ボブ・マーリー/ルーツ・オブ・レジェンド』
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