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ニコニコ生放送で話題騒然だったバー「D+」、一時閉店(?)へ

ニコニコ生放送,D+ 12月4日未明、ニコニコ生放送で大きな話題となっていた東京・池袋にあるバー「LIVE BAR D+」が突如、「明日以降は緊急閉店し、再開の目処は立っていない」と発表した。

 このバーは2012年8月29日にオープン。ニコニコ生放送で、コミュニティメンバー数が1万人を超えるような人気配信者(生主)たちをキャストに迎え、店内の模様を放送することでニコニコ生放送の視聴者(リスナー)をメインターゲットにしていた。同じく女性の生主をキャストに迎えたキャバクラを同フロアに併設する予定が発表されていたが、12月4日の段階でもオープンしていなかった。

 さまざまな関係者が行ったニコニコ生放送上の放映によると、このバーとキャバクラには5900万円が投じられているということになっており、その資金運用を巡ってオーナーと「運営」と呼ばれる現場責任者たちとの間でコミュニケーション不足による確執が生じていたようだ。10月下旬にオーナーから「全権委任状」を渡された配信者が、「運営」に対して経営状態を糾す放送をD+店内から行ったことにより、ニコニコ生放送内で「5900万円を狙った詐欺事件では」「いや、単なる放漫経営では」などの喧々諤々の議論が巻き起こっていた。特に5900万円の資金が、事故により下半身不随になったという経歴を持つオーナーが受け取った保険金から出資されていたことが大きな関心を集めた理由であった。

 これらの騒動を経て、放送上で確認する限りオーナーと「運営」側は和解。約1か月後の11月28日未明に「これまでよりもニコニコ生放送に依存することなく、D+をガールズバーに営業業態を変更する」という「改善策」が発表された。SPA!編集部では、D+の業態変更とこれまでの騒動についての取材を11月29日に申し込んでいたのだが、その矢先の一時閉店発表であった。

 この発表はニコニコ生放送上のD+の「コミュニティのお知らせ」欄にて、12月4日の午前3時49分づけで掲載されており、それらを受けてキャストたちが午前4時半前後から相次いで放送を開始。「急に決まったことで、詳しいことを知らされておらず、一時的な閉店なのか完全に閉店するのかわからない」という旨の発言を繰り返していた。

 一時閉店して、ガールズバーとキャバクラとして再びオープンするのか、このまま完全に閉店していくのか。D+の今後は引き続きニコニコ生放送ユーザーの注目を集めそうだ。

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 さて、以下は主観を込めた記述になることをお許しいただきたい。

 実は上記の騒動を横目に、記者はオープン直後からつい先日まで、このD+に足繁く通っていた。以前からニコニコ生放送は知ってはいたが、急激にニコニコ生放送関連の動画にハマった直後にD+がオープン。興味本位で店に行ってみたところ、さまざまな個性豊かなキャストたちにニコニコ生放送の仕組みや面白い配信を教えてもらい、9月からのたった3か月の間に立派なニコニコ生放送中毒者、通称「ニコ厨」になっていった。

 一度「ニコ厨」になると、ニコニコ生放送の話題をキャストや他のお客さんと共有できることが楽しくて仕方がない場所となり、さらに日々“事件”が巻き起こるD+に夢中になっていった。無論、オーナーの出資金の行方も気になるところであるが、キャストが一生懸命働いている現場を目撃していただけに、このまま閉店してしまうのであれば、一客としてはなんとも寂しい限りだ。

 もし可能であれば、検討中のままになってしまった関係者へのインタビューを実現したいと考えている。 <取材・文/日刊SPA!取材班>




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