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小遣いが激減したサラリーマンのランチ事情

デフレ時代のデフレランチ。行きすぎた節約志向の結晶か? はたまた追い込まれた末に期せずして発揮されたタフな適応能力か? さまざまな状況下のもと至るところまで至ってしまった独自のデフレランチのスタイルを持つ人たちのもとを訪ねた

◆女遊びがバレ、小遣いが激減。ランチ予算は一気に半分に!
上村明さん(仮名・35歳)

社食

「味自体は悪くないんですけど、やっぱり油が強くて。『せめてこれが和食だったなら……!』と、いつも思わずにはいられません」とつぶやく上村さん

 印刷会社勤務の上村さんは、最近、昼時にはため息が絶えないという。

「半年前、妻に同僚との浮気や風俗通いなど女遊びがバレてしまい、転職をしなければならなくなったんです。転職前は自分の収入は自分で管理していたのですが、転職を機会に妻から『不況も長引いてるから小遣い制にする』と宣告されて、以前は月5万円以上あった好きに使えるお金が、一気に4割減の3万円に。いくら不況でお金がないのはわかるんですが、やりすぎですよね(苦笑)」

 確実に浮気への懲罰と再発防止のために小遣いが引き締められていると思うのだが……。以前はその日の気分で外食をするのが昼間の楽しみだったが、予算が半減した今では、そんな贅沢もいえない。そこで彼が節約のために、もっぱら利用しているのは「社食」だ。

「社食といっても、僕の会社は小さな会社なので、自前の社食なんてない。だから、会社が近所の中華料理屋と提携していて、そこが社食代わりなんです。でも、その店、価格は良心的なんですが、メニューは5種類しかないし、どれもかなり脂っこい。そのせいか、最近太ったし、胃の調子も悪くて。さすがに毎日だと飽きるので、時々コンビニのパンなどで気分転換しています。妻が弁当を作ってくれればいいんですけど、『忙しいから無理』と即答で断られましたしね……」

 当たり前である。つまらない愚痴を言う前に、一刻も早く、妻の機嫌と信頼回復に努めたほうが身と懐のためだ。

― サラリーマンのデフレランチを拝見【4】 ―

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