更新日:2014年06月06日 12:53
エンタメ

映画初主演記念・乃木坂46能條愛未インタビュー「私が主演って絶対にドッキリだと思ってました」

能條愛未

のうじょうあみ。'94年、神奈川県生まれ。乃木坂46の1期生

 4月19日に六本木シネマートで仁同正明監督のホラー映画『死の実況中継』の公開初日舞台挨拶イベントが実施された。同作は知らないアドレスから送られてきたメールのリンクを開き、そこに流れる映像を見ると、映像にあらわれた赤い服の女が殺しにくるという都市伝説を題材とした内容。そんな作品で主人公の女子大生・中塚歩を演じたのは、現在人気沸騰中の乃木坂46のメンバーでもある能條愛未だ。映画初主演を務めるという彼女にイベント終了後に話を聞かせてもらった。 ⇒【写真】はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=630849 ――(インタビュー開始直前、ガチャンといきなり映画ポスターの入った額が落ちる)。ビックリしましたがインタビューの最初でこんなことが起きるとは。 能條:やばいですね。どうしようどうしよう。 ――なんかドッキリでも仕掛けられたかのような始まりですね。 能條:完全にドッキリの流れだ(笑)。 ――そういえば能條さんはバラエティ番組でドッキリを仕掛けられている印象が強いのですが、最近だと警戒する意識も強くなっていますか? 能條:そうですね。映画の主演も絶対ドッキリだって思ったし、乃木坂のメンバーからも「たぶん愛未なら騙される」って思われてるみたいで。今回も最初は番組の仕込みだって疑ったんですよ。ティッシュの箱とかにカメラ付いてないかとか本当にそのくらい信じられなくて。 ――どのタイミングで本当だって信じられたんですか? 能條:台本をもらったときですね。しっかりストーリーやセリフが書いてあって、「これは騙されてない。本当なんだ」って。 ――映画の中身についても聞いていきたいのですが、今回の役はどうでしたか? 能條:今回の役はいじめられた過去があって消極的な性格なんです。暗い部分が強かった。私はどちらかと言えば正反対のほうだから、セリフの言い回しとかもいつもの素が出ないように、おとなしい感じにやっていました。 ――役のイメージを作るときに乃木坂のメンバー内で雰囲気を参考にしたコとかいますか? 能條:うーん、どうだろう。あっ、でもすごくおとなしくて何を考えてるかわからないコがいて。 ――具体的に誰か教えてもらっていいですか? 能條:橋本奈々未ちゃんです。普段なに考えてるかわかんなくて、割と1人でいることも平気みたいでボーっとしてるんですよ。なに考えてるんだろうって気になる感じだから、「そういう雰囲気とかは役に合うかな」って思って、観察してました。 ――橋本さんは乃木坂のなかでは“女優”って言われることが多いけど、“女優・能條”として橋本さんを意識したりはしました? 能條:全然。私はまだまだなんで(笑)。私、バラエティも好きで、呼んでもらえることが多いのですが、本当は芝居がしたい気持ちもあるので、“女優・能條”もちゃんとできるんだぞ。そのうえで「バラエティと両方やれます」って言えるようになれたらと思ってます。

「死の実況中継」を開いてしまったシーンを再現

――そういう意味では今回はよい機会でしたね。 能條:そうですね。お芝居をちゃんと見せる機会があまりないので。乃木坂はミュージカル公演の「16人のプリンシパル」とかもあるんですが、映像のお芝居もずっとやってみたかったから嬉しかったです。今までもいくつか出演させてもらってるんですが、主演をさせていただくのは初めてで。だからいつも以上にちゃんとしないとって思って、一切“バラエティ・能條”は出さないようにしようと注意しました。気を抜くとすぐに素がでちゃうので。 ――今回は都市伝説がテーマということですが、能條さんの周りに都市伝説とかありますか? 能條:なんだろうなぁ。ちょっとニュアンスが違うかもしれないんですが、地元にあるトンネルの話がありますね。そこは同じところで毎回事故が起こるんです。車とかでそこを通ることが結構あったのでいつか出ないかなって思ってはいるんですけど、私自身ホラー体験をしたことはないんですよね。 ――あと料理を作るシーンがありましたが、普段料理はされますか? 能條:全然。家庭的になりたいです。作れるとしたらオムライスくらいで。そういうのは親が誕生日のときとかに作ってあげて、普段はほとんどやりません。 ――そのシーンではルンルンな感じで包丁を使っていたのですが、包丁さばきのほうは? 能條:包丁はほとんど使えないですね。監督から「鼻歌歌いながらルンルンで作って」と言われて、そのときはたまねぎを切ってたんですが、手元は悲惨なことに……。完成した映像は遠目から撮ってたんで大丈夫なように見えると思うんですけど(笑)。 ――今作はホラー作品でしたが、次は何がやりたいですか? 能條:ホラーは楽しかったからもう一回やってみたい。次はもっと出せます! 今回は怖い表情とか含め反省点がいっぱい見つかったのでより良くしたい。もちろん青春ものや純愛ものとかも挑戦したい気持ちはありますよ。 ――最後になりますが、今後の抱負をお願いします。 能條:アイドルなのでその活動はちゃんとやりつつ、個人としての女優の仕事やバラエティもどんどんやっていきたい。でも、なかでもお芝居への気持ちが一番強いから女優として、少しずつステップアップしたいですね。 ――そういう意味では5月にある「16人のプリンシパル」も重要ですね。 能條:そうですね。今回はコントというかコメディチックらしく、ファンのかたから期待されてる部分も多くて緊張してます。でも、楽しみにしていてほしいです。

ホラーが苦手という方のためにのじょりんごパンチで悪霊退散

 “女優・能條”への大きな一歩を踏んだ彼女。今後、その夢が実現していくことを楽しみにしていたい。 <取材・文/日刊SPA!編集部 撮影/西田周平>
おすすめ記事
ハッシュタグ