個性的な「デジタルカメラ」が多数登場した2014年
日々、進化するデジモノ。「そんな変わらないでしょ?」と思いきや、 ’14年は明らかに“おもしろい”1年だった。各製品カテゴリーに精通するプロに、今年の進化と’15年の展望を語ってもらった
◆新ジャンルが大漁!ユーザー拡大を狙う親切設計にも注目<カメラ>
「’14年は、個性的な製品が多数登場しました。全天球カメラ『THETA』の第2世代は動画に対応、液晶モニターのないレンズスタイルカメラ『QX』シリーズはレンズ交換モデルが登場しました。変形合体可能な『EXILIM EX-FR10』は、出荷時にレンズ側とモニターがリンクされており、アクションカム初心者でも、すぐ使える製品です」(デジタルライターの林佑樹氏。以下同)
また、一眼レフ、高級コンデジにも変化が起きている。
「高画素競争が終わり、センサー性能や高感度にこだわったモデルが増えています。ろうそく1本の明るさでも撮影可能な超高感度カメラ『α7s』。他にも、ニコン『Df』」やフジフイルムの『X-T1』など、機械式の操作が特徴的なレトロスタイルのカメラなども注目されています」
’15年はどうなるのだろうか?
「 ’14年はとにかく派手でした。今まで撮れないと諦めていたシーンでも気軽に撮影を楽しめるカメラが増えたことや、敷居を下げるカメラが多数でました。 ’15年は地道な機能の進化、レンズの更新などがメインとなりそうです」
【注目の製品】
●EXILIM EX-FR10
カシオEXILIMの新カテゴリー「ライフスタイル」に分類される製品。コンデジとしても、アクションカムとしても使いやすいプレビューモニターが特徴。Wi-
Fi内蔵、スマホアプリも
⇒【写真】はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=762214
●THETA m15
2つの超広角レンズで撮影した画像を球体に合成できる「全天球カメラ」の第2世代機は動画に対応。アプリや専用ビューワーで動画をグリグリ動かせる
⇒【写真】はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=762215
●α7s
小型軽量の35mmフルサイズデジタル一眼レフカメラ「α7」シリーズの超高感度モデル。最高ISO409600という超高感度での動画・静止画撮影が可能
⇒【写真】はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=762216
【林佑樹氏】
編集者・ライター・フォトグラファー。『週刊アスキー』ほか雑誌・ウェブで、カメラやガジェット関連記事を執筆
取材・文/林 健太 デザイン/西田周平
― 2014年のデジモノ進化を振り返る【3】 ―
『EXILIM EX-FR10』 カメラ部とコントローラー部(表示部)が分離することにより、「楽しさ」「全く新しい撮影スタイル」を提案するデジタルカメラ |
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