更新日:2019年09月12日 11:56
恋愛・結婚

なぜ男は元カノを引きずって「無駄な時間」を過ごしてしまうのか?

 みなさん、こんにちは。結婚につながる恋のコンサルタント山本早織です。  男性が婚活しようと思ったきっかけの共通点は、「自分の周りで大きな気づきを得るような変化があったとき」です。

山本早織

 例えば、近しい親族が他界し、今いる身内に幸せな姿を見せたいと思ったり、しょっちゅう遊んでいた仲間に子供ができ、自分も子供がほしいと感じたり、結婚を考えていた恋人と別れたり。  男性の中には、“ずっと少年のまま”の人が少なくありません。どんなに仕事で成果を上げている素敵な男性でも、実はプライベートでは不安な気持ちを抱えていたり、女性に甘えたいし、仕事の疲れを癒してほしいわけです。  そんなロマンチストな男性だからこそ、実は婚活をする上で足かせになりがちなのが元カノの存在。今回は元カノを引きずる男性のための婚活成就の方法をお伝えします。

突然、姿を消した同棲彼女…

 トシヤさん(仮名・34歳)は33歳まで2年間同棲をしていた彼女にフラれ、復縁したいというご相談でいらっしゃいました。  トシヤさんは彼女といつかは結婚したいと考えながら同棲していたのですが、29歳になった彼女は結婚の決断を早急に求めていたようです。 「今年ではない」と考えるトシヤさんと「今年こそ結婚したい」と願う彼女。その考え方の違いにより、ある日、家に帰ると、彼女の荷物がすべてなくなっていたのでした。
同棲

写真はイメージです(以下、同)

 その出来事を経て、「LINEはブロックされているものの、実家は知っているし、共通の知り合いもいるからどうにか謝って戻ってきてほしい」というのが彼の相談でした。  しかし、「戻ってきたら、今年中に結婚をする決意があるのですか?」と聞いたところ、そこは話し合って決めたいと。

男は環境が整うまで決断ができない

 そもそも男性と女性で「決断の仕方」に大きな違いがあります。男性は自分自身で決めたい人が多い傾向にありますが、環境や状況が整ってから決断をしたいと考えがちです。  一方、女性は「AとBのどっちか」という選択肢が浮かんだ時点で、気持ちが決まっているように思います。ただし、決断までのプロセスは優柔不断。さまざまな情報を仕入れ、自分で自分の背中を押し、決断をするのです。  環境や状況が整っていなくても決断できるのが女性ではないでしょうか。自分の選択が正しいという証拠集めをするので、一度決断すると強いのです。  トシヤさんがいない間に荷物をまとめて出るという彼女の行動は、衝動的でもないし、止めてほしいわけでもない。計画的に「ここまで我慢して彼が決断できないなら別れよう」と決めていた可能性が極めて高いです。  にもかかわらず、ブロックされているのに復縁したいからと実家へ行ったり、友人経由で連絡を取ろうとするのはあまりにも自己中心的な考え。相手の幸せや相手の求めていることにフォーカスが当たっていないため、うまくいくはずがないのです。 結婚 結婚や恋愛はお互いに、相手を幸せにできるからこそ成り立つ関係です。「もしも本当に彼女を幸せにする存在になりたいのであれば、“トシヤさんに幸せにしてもらいたい”と彼女が思うような魅力的な男性に成長するしかないですよ」とお伝えしました。  復縁をする上でとても大切なのは、第三者評価を上げること。心理学では「ウィンザー効果」といいますが、当事者よりも第三者からの言葉のほうが、信じてもらいやすいということです。  トシヤさんがもし彼女と復縁を望むのであれば、まずは周りの友人などに、彼が男性として魅力的に成長していることや、ほかの女性からモテ始めていることを認識してもらう必要があります。 「復縁したい気持ちはわかりますが、彼女は望んでいないので、自分を高められるような新たな出会いを進めていきましょう」と提案をし、トシヤさんはアプリで活動をしながら私のコンサルを月1度受けることになりました。
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「元カノを引きずっている」はただの思い込み?
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1985年、東京生まれ。アイドル、銀座のホステスなどを経て、現在は恋愛コンサルタントとして結婚したい男女に向けて情報や出会いの場を提供する。「最短成婚成功の秘訣マガジン」をLINEで配信中。公式ホームページ「結婚につながる恋のコンサルタント 山本早織」(Twitterアカウント:@yamamotosaori_

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