日韓関係悪化でも「韓国旅行に行きたい」日本人女子たち むしろ今がチャンス!?
「先週も女友だちと二人で韓国に行ってきたんです。すっごい楽しかったですよ」
そう屈託のない笑顔で話すのは、PR会社に勤める梅田由美子さん(仮名・26歳)。学生時代に韓国の魅力にハマり、現在でも2か月に一度は旅行に出かけているという。
「全然なかったですね。むしろ今回のことがあったせいか、いつもより親切に接してくれる人が多かったように思います」
唯一、タクシーで運転手に「日本人か?」と聞かれたときは、一瞬身構えたそうだが、正直に答えると「喧嘩しちゃダメだよな。同じ人間なんだから。仲良くしないとね」と優しく話しかけられたという。
また、別のタクシーでは「日本は今大丈夫ですか?」と日本語で話しかけられ「昔のことは昔ですし、未来のことを考えなくてはいけない。(この関係は)政治だけです。国民は大丈夫ですよ。韓国で日本食を作っている人たちの売り上げは今、10分の1になってしまっています。困りますね」と現在の状況を憂えていたそうだ。
さらに、梅田さんが一人で行動をしようとすると、現地で合流した韓国の友人たちは皆「危険な目にあうといけないから」と自分たちの予定をすっとばして、一緒についてきてくれたそう。
「今まで何度も韓国に行っていますが、あからさまな反日感情をぶつけられたり、今回みたいなタチの悪いナンパに遭遇したことが一度もないんですよ。韓国によく行く友人からもそういう話を聞いたことはないし、いまいちピンとこないというか。だからこの状況で『危険だから韓国に行かない』という選択肢はないですね」
そんな梅田さんいわく、韓国旅行に行くなら、むしろ「今がチャンス」とのこと。
「こんな状況だから予約をキャンセルする人も多いみたいで、旅費がいつもより格段に安いんです。なにより日本人観光客が少ないから、いつも激混みの観光スポットやショップ、飲食店なんかも空いていて、ストレスなく楽しめますよ」
まさに“韓国慣れ”している梅田さんならではの意見とも言える。このタイミングで韓国デビューしたいけど躊躇しているという人は、こういう慣れている人と一緒に行くといいのかもしれない。
日韓関係が悪化の一途をたどるなか、メディアでは連日、韓国国内での反日デモの様子が伝えられ、不穏な空気がながれている。しかも、8月23日には同国の繁華街を訪れた日本人女性が現地の男性にナンパされ、暴言を吐かれた挙げ句に髪を掴まれるなど暴行を受けるという事件も発生した。
そんな状況であえていま「韓国に行きたい」と思う人は減っているのではないか。事実、韓国観光公社によれば、韓国を訪れた日本人は5月~6月にかけて前年同月より1.3%減、6~7月にかけては2.7%とそれぞれ減少している。
とはいえ、もともと日本人の旅行先として韓国は人気で、JTB総研の調べでは2018年・目的地別日本人海外旅行者数は、韓国が1位。今年減ったとしてもかなりの人数が韓国旅行していると思われる。
そんな中、最近も優雅に女子二人旅を楽しんできたという梅田さん。正直、危険な目には会わなかったのだろうか?
韓国旅行に行くなら、むしろ今がチャンス!?
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