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日韓関係悪化でも「韓国旅行に行きたい」日本人女子たち むしろ今がチャンス!?

韓国で反日デモに……日本人女子たちの運命は?

 続いて話を聞いたのは、韓国アイドルの追っかけで、年に何度も韓国に行くという倉持はづきさん(仮名・25歳・IT関連)。  ただ、最後に行ったのは数ヶ月前。直近でも予定はないという。さすがに現在の状況を考慮してのことだろうか。
明洞

日本人観光客が多く訪れるという明洞

「違います。たまたま推しグループのイベントがないだけで、あれば会社を休んででも行きますよ」とのこと。  敢えて気をつけるとすれば、日本人観光客が集まる都市、弘大(ホンデ)明洞(ミョンドン)だそう。 「もともとこういう状況になる前から、弘大や明洞ではときどき反日デモが行われていたんです。いつもなら気にしないのですが、さすがに今の時期は避けた方がいいかなと……」  だが、これも取り越し苦労だったと言う。 「ちょうど今、友達の女子二人が韓国に行ってて、明洞で反日デモに出くわしたって連絡がきたんです。でも特に何事もなく、『お願いします』ってビラを渡されたって言ってました」  あえてなのか、日本人と気づかなかったのか、後者ならなんとも拍子抜けする話だ。 「その後、コンビニの店長をやっているっていう韓国人のおじさんに声をかけられて、いま三人で飲んでるそうです」  もはや、韓国うんぬんではなく、普通に「大丈夫か?」とも思うが、オッチャンは気前よく奢ってくれ、何事もなく解散したという。  倉持さんからしてみれば「日本にいる時の方が『韓国アイドルが好き』って言うと絡んでくる人がいて、面倒くさい」そうだ。
益善洞

今日本人にも韓国人にも大人気という益善洞

 他にも知人・友人が韓国に行っているが危険な目にはあっていないとのこと。確かに、日韓関係が悪化して以降、日本人が危険な目にあったといういうのは、ナンパ暴行事件ぐらいだ。それすら反日感情から起きたものか定かではない。メディアが取り上げる「反日感情むき出しでデモに参加する人達」という韓国の情景は、紛れもない“事実”ではあるものの、それが“全て”ではないという、当たり前のことに気づかされる。  そして、今の状況を逆手にとって韓国旅行を満喫しているという前述の梅田さんも「私たちは大丈夫だと思っていても『韓国に行く』と言うと、両親や周りの人は心配するし、止めようとする人もいます。気持ちはわかるんですが、一部の悪印象でせっかくの交流が絶たれてしまうのは悲しいですよね。気兼ねなく韓国に行ける状態に早く戻って欲しいです」と思いの丈を語ってくれた。  未だ収束の気配を見せない日韓関係の悪化は、国民同士の交流にどう影響を及ぼしていくのだろうか。 <取材・文/日刊SPA!取材班>
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