『ワンピース』のルフィはなぜ売られたケンカを買わなかったのか?
―[魂が燃えるメモ/佐々木]―
いまの仕事楽しい?……ビジネスだけで成功しても不満が残る。自己啓発を延々と学ぶだけでは現実が変わらない。自分も満足して他人にも喜ばれる仕事をつくる「魂が燃えるメモ」とは何か? そのヒントをつづる連載第210回
『ワンピース』のルフィは空島編でベラミーという海賊からケンカを売られます。しかし、ルフィはその売られたケンカを買わず、自分の部下であるゾロにも「このケンカは絶対買うな」と命じました。その結果、ルフィとゾロは何発も殴られ、「ウジ虫」「臆病者」と罵られます。
ところがその後、ベラミーがモンブラン・クリケットという冒険家から金塊を奪ったことを知ると、その金塊を奪い返すためにベラミーと戦います。この時、ルフィは「おっさん達は友達だ!! だからおれが奪い返すんだ!!!」とベラミーに言い放ちます。それは空島に向かう一度きりのチャンスが、3時間後に迫る中での選択でした。
ルフィはなぜ何発も殴られて、「ウジ虫」「臆病者」と罵られた際は最後までケンカを買わず、友達が大切にしているものを奪われた時は奪い返すために戦ったのか。やる気は常に「人物の影響」によって引き出されます。「あの時、あの人が、ああ言ったから」あるいは「あの時、あの人が、ああしたから」ということがあると、人は「だから自分はこうしよう」と考えて行動できるようになります。
ルフィのお手本はシャンクス
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コーチャー。自己啓発とビジネスを結びつける階層性コーチングを提唱。カイロプラクティック治療院のオーナー、中古車販売店の専務、障害者スポーツ「ボッチャ」の事務局長、心臓外科の部長など、さまざまな業種にクライアントを持つ。現在はコーチング業の傍ら、オンラインサロンを運営中。ブログ「星を辿る」。著書『人生を変えるマインドレコーディング』(扶桑社)が発売中
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