30〜40代の約7割が悩む冬場の睡眠&ストレス
冬場になると、
ぐっすり眠れない、ストレスを感じやすくなる、といった声を耳にする。実際、都市部在住在勤の30〜40代の男女200人に「冬場の睡眠やストレスに悩みがあるか」を調査したところ、下記の結果となった。(編集部調べ)
約7割の人が冬場の睡眠やストレスに悩みが増えることがわかった。
「寒くて寝付くのに時間がかかるし、寝ている間に冷えて目が覚めてしまうことが増える」(48歳・東京都・女性)、「運動したほうがいいとわかっていても、寒くて動くのが億劫に。そのせいか、ストレスを感じることが多い気がする」(38歳・福岡県・男性)、「冬場はぐっすり眠れないから、日中もやる気が起きない」(40歳・兵庫県・女性)
人によっては冬場に限らずの話だろうが、様々な悩みが報告されている。
「睡眠の悩みもストレスも、様々な原因で個人差が大きく一概に理由は判断できませんが、冬場は運動や発汗が減るため、
日常生活において夏場よりストレスを感じる場面が増えるのではないかと感じます。対策するには、冬場でも意識して運動を取り入れるとよいと思います。寒くてなかなか外に出られない方は、屋内のストレッチでも効果があります。また、自律神経の副交感神経を優位にする
γ₋アミノ酪酸、いわゆるGABA(ギャバ)成分をとることで、リラックス効果があることが知られております」
そう語るのはGABA成分について研究を行なっている、江崎グリコの商品技術開発研究所の研究員・古谷正樹氏。
江崎グリコ株式会社の研究員、古谷正樹氏。現在、商品技術開発研究所のチョコレートビスケットグループに所属し、人々が明日をがんばる手助けになるようなお菓子づくりを目指しているという
睡眠の質を向上させ、ストレスを低減するGABA成分ってなんだ?
GABA成分、近年、よく耳にするようになったが、そもそもなんのことか?
「GABA成分は
カカオやトマトなど、天然の食材に多く含まれるアミノ酸の一種でGABA(ギャバ)といいます。GABA成分は脳や脊髄などの中枢神経に多く存在し、口からGABA成分を摂取することで、体内のGABAの受容体にくっつき、副交感神経を高めて、
興奮を鎮めたり、リラックスをもたらす役割を果たしています」
興奮した神経を落ち着かせ、リラックス状態になることでストレスを和らげてくれることは、広く知られた作用かもしれないが、睡眠の質を向上させることも確認されているという。
「睡眠の質が低下することで、日中にいつものパフォーマンスが発揮できず、それがストレスになるという悪循環があります。
GABA成分を摂取すると睡眠の質を向上させる効果が得られます。実際にGABA成分を摂取したグループとそうでないグループを比較する実験では、GABA成分を摂取したグループのほうが、深い睡眠として知られている
ノンレム睡眠の時間の増加や、起床時の
目覚めのすっきり感がより感じられることを確認しました」
そのほか、GABA成分には認知・記憶力低下を緩和する機能や、高い血圧を適度に降圧させる効果も確認されたという。どう摂取していくべきだろうか。
「ストレス低減機能に関しては、摂取目安量は28 mg/回であり、摂取のタイミングはストレス負荷がかかる前に摂取を推奨しています。睡眠の質を高める機能に関しては、摂取目安量は100 mg/回、摂取のタイミングは夕食後などの就寝1時間~30分前を推奨しています。ちなみに市販の機能性表示食品には目安量が記載されていますので、こちらを参考にすればGABA成分を効率よく取り入れることができます」
GABA成分をもっと深く知れる新サイト「GABA成分ラボ」がオープン
GABA成分は、もともとチョコレートの原料となる
カカオやトマトや発芽玄米等の野菜・穀物に含まれているものだが、初めて発見されたのは1950年に遡る。1961年に医療用医薬品として承認され、健康情報のテレビ番組や雑誌で紹介されてきた。多様な優れた機能を持つGABA成分は、多角的に研究が進められ、さまざまな食品への応用が進み、ベストパフォーマンスが求められる
トップアスリートのストレス対策にも用いられている。
そんな
GABA成分の世界をより深く知ることのできる新サイト「GABA成分ラボ」がローンチした。
「江崎グリコは2003年ごろからGABA成分(γ-アミノ酪酸)に注目し、研究・商品開発を進めています。新しくオープンした『
GABA成分ラボ』は、GABA成分を正しく理解いただくため、
ストレス低減、睡眠の質向上、血圧低下、認知機能の維持、筋肉維持・増量など、さまざまな機能を持つGABA成分の基礎知識から最新研究までをまとめたWEBサイトです。皆さんのココロとカラダの健康づくりに、ぜひお役立てください」
仕事、プライベートに最大のパフォーマンスを発揮すべく、GABA成分を自分の強い味方にしていこう。
<提供/江崎グリコ>