ライフ

「結婚・出産後は“自分”を諦めていた」35歳の専業主婦が、“子育ての悩み”で月収50万円稼ぐまで

 皆さん、こんにちは。「物販NAVI」を運営している物販コンサルタントの船田寛と申します。近年は「働き方改革」という言葉を耳にする機会も増えましたが、人によって理想とする働き方やライフスタイルは様々ですよね。
船田寛

「物販NAVI」を運営する物販コンサルタントの船田寛氏

 今回は、私が教えているスクールの生徒さんで、もともとは専業主婦から派遣社員として働き、副業で「自社ブランドOEM」を始めたBさん(35歳・女性・既婚子あり)の例を紹介します。  彼女は開始から7か月ほどで、中堅企業の会社員と同じくらいの収入を安定して得られるようになりました。それだけではなく、「家で子どもと過ごす時間をじゅうぶんに確保しながら仕事をする」という目標も実現できたそうです。また、「結婚・出産を機に諦めていた自分を変えるきっかけになった」といいます。  Bさんは、どのようにして事業を軌道に乗せたのでしょうか。

結婚後は専業主婦の子育てママが社会復帰、「副業」を決意するまで

空港

※写真はイメージです

 Bさんは高校卒業後、3年ほどアメリカに留学しており、語学力を生かして航空業界に就職しました。結婚を機に専業主婦となり、パートをすることもありましたが、基本的には子育てに専念していたといいます。 「いま6歳と4歳の子どもがいるのですが、夫が自衛隊で働いていたことも理由のひとつでした。かなりの頻度で転勤があり、6年間で4回も引っ越しがあったので会社勤めは難しいかなって」  その後、夫は自衛隊から外資系航空会社に転職しパイロットに。しかし、すぐにコロナ禍が訪れたことで生活はいっこうに落ち着きませんでした。

コロナ禍で航空業界に大打撃、夫の収入は激減し…

後ろ姿「飛行機が飛ばないと『自主的にお休みしてください』という状況になってしまうんです。外資系だったので保証などもほとんどなく、夫の収入は約半分になって。そこで私が働くことも考えないといけなくなりました」  結婚後の6年間、子育てを中心にパートしかしてこなかったため、社会復帰には不安がつきまといます。まずは派遣社員として働き始めたBさんですが、子育てとの両立にはとても悩んだといいます。 「子育てをしながら派遣社員として会社に出勤する働き方をしていると、息苦しいと感じることが多くありました。例えば、保育園がコロナ禍で休園になったり、子どもの体調不良で急にお休みにしなければならなかったり。仕事と家庭の都合を調整するのが難しく、少し風邪気味くらいだったら子どもを預けたこともありました。1か月に何回も職場に謝りながらお休みをもらうことになんだか疲れてしまったんです」  そんな状況が続いたことで、Bさんは“自分に合った働き方”について考えるようになりました。場所を問わずパソコン1台で働けて、子どもとの時間も心置きなく確保できる。なおかつ、じゅうぶんな収入を得られる仕事はないものか……。
次のページ
YouTubeで知った「副業」に、当初は夫が反対
1
2
3
4
5
物販コンサルタント。自社ブランドOEMスクール「物販NAVI」運営。かつては大手物流企業に勤めるも給料が少なかったことから新聞配達や深夜の警備員などでなんとか生活。ある雑誌で「せどりで稼ぐ方法」の記事を見つけたことをきっかけに、2011年6月より国内転売をスタート。2014年9月に脱サラ、法人設立後は自社ブランドOEMで月収500万円を達成。現在では物販スクールの講師としてコンサルも行いつつ、売り上げは月商2000万~2500万円をキープしている。YouTubeチャンネル(@navi913)でも情報発信中。

記事一覧へ
おすすめ記事
ハッシュタグ