ライフ

「結婚・出産後は“自分”を諦めていた」35歳の専業主婦が、“子育ての悩み”で月収50万円稼ぐまで

毎月600個売れる人気商品に

販売ページ

画像は、Amazonの「Naskle(ナスクル)」抱っこ紐の販売ページ

 商品名に「抱っこ紐」というワードを加えたBさんの商品は、すぐに右肩上がりで売れだしました。400個仕入れていた商品は1か月以内に完売し、その後も毎月コンスタントに600個ほど売れる人気商品となったのです。  Bさんの商品の素晴らしいところは、購入者のレビューが高いところです。一般的には3~5%ほどの返金率があるものですが、Bさんの商品は返金率が1%しかありません。  Amazonなどのネットで“良さそうに見えた”商品をポチって、実物が届いてガッカリした経験はだれにでもあるはずですが、これは多くの購入者にとって“商品が期待通りだった”ということの現れでもあります。  商品をつくるうえで大切なことのひとつが、“自分の経験や知識、趣味・嗜好で活かせることはないか?”ということ。やはり、興味があるジャンルのほうが、モノづくりに対する熱量がぜんぜん違ってくる。彼女の場合は、“子育て”に悩みを抱えていたからこそ、むしろそれが大きな強みに変わりました。

収入は派遣社員時代の2倍以上に

「現在、自社ブランドOEMを始めて7か月ほどですが、4か月目からは毎月50万円以上稼げるようになりました。派遣社員だった頃から比べると、2倍以上です。何より嬉しいのは、子どもと過ごす時間が増えたことです。自分の中で働き方に余裕が生まれたので、子どもが学童に行きたいというときだけ行かせて、休みたいというときは心おきなく『休んでいいよ』と言えるようになりました。  家族も自社ブランドOEMの仕事について応援してくれていて、夫がサンプルの生地を一緒に選んでくれることもありますし、子どもは私のことを『抱っこ紐屋さん!』と呼ぶようになりました(笑)」  Bさんは当初の目的のひとつでもあった「家で子どもと過ごす時間をじゅうぶんに確保しながら仕事をする」を実現しました。  この成功によって、さらにBさんは物流会社からスカウトを受けました。自分の抱っこ紐ブランドと並行して、物流会社の仕事ではフィットネス系の新規ブランドの立ち上げから販売までを担当していて、その収入も得ています。  もちろん、物流会社の仕事も完全在宅です。自社ブランドOEMのノウハウが身に付けば、このようなチャンスも広がるんですね。  また、Bさんの場合はアメリカ留学や結婚前に航空会社に勤めていた経験から語学堪能なので、海外とのやりとりにおいても代行業者を介す必要がなく、商品の細かいニュアンスまで正確に意思疎通がはかれることも大きいです。
次のページ
結婚・出産を機に“諦めていた自分”に大きな変化
1
2
3
4
5
物販コンサルタント。自社ブランドOEMスクール「物販NAVI」運営。かつては大手物流企業に勤めるも給料が少なかったことから新聞配達や深夜の警備員などでなんとか生活。ある雑誌で「せどりで稼ぐ方法」の記事を見つけたことをきっかけに、2011年6月より国内転売をスタート。2014年9月に脱サラ、法人設立後は自社ブランドOEMで月収500万円を達成。現在では物販スクールの講師としてコンサルも行いつつ、売り上げは月商2000万~2500万円をキープしている。YouTubeチャンネル(@navi913)でも情報発信中。

記事一覧へ
おすすめ記事
ハッシュタグ