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「結婚・出産後は“自分”を諦めていた」35歳の専業主婦が、“子育ての悩み”で月収50万円稼ぐまで

YouTubeで知った「副業」に、当初は夫が反対

部屋で仕事をする母親と、お絵描きをする子供 Bさんはいきなり転職するのではなく、まずは派遣社員と並行してできる「副業」を調べることから始めました。 「YouTubeで色々と副業について調べていたのですが、最初は『せどり』に挑戦してみようかなと思っていたんです。ですが、調べていくうちに『せどり終了。2022年副業として始めるのは絶対やめて。』というサムネイルを見かけて思わずクリックしてしまいました」  それが私(船田寛)の運営する「物販NAVI」のYouTubeでした。そこから自社ブランドOEMに関する動画を見て、“自分も挑戦してみたい”と思ったBさんは、意を決して夫に相談したといいます。けれども、当初は反対されてしまったそうです。 「自分が求める働き方ができるのは自社ブランドOEMしかない、絶対にやってみたいということを伝えました。ただ、スクールにかかる費用は決して安い値段ではないですし、理解してもらえずに最初は喧嘩にもなりました。  次第に熱意が伝わったのか、徐々に夫自身も理解しようとしてくれて。自社ブランドOEMについて1日かけて調べてくれたあと、『始めてみてもいいんじゃないか』と言ってくれました」

「想像以上に大変だった」本業と副業と家事・育児の両立

 そうしてBさんは私のスクールで学ぶようになりましたが、派遣社員の仕事と副業、そして家事や育児を両立するのは想像以上に大変だったといいます。そんななかでも強い思いで乗り越えました。 「半年後、1年後にどんな自分になっていたいかを考えました。そのためには、“今は頑張らないといけない”と、何度も自分に言い聞かせたんです。  とはいえ、最初の頃は限られた時間の中で自社ブランドOEMに割かなければいけないことも多かった。毎日、朝4時半から5時には起床して、6時半くらいまでスクールの課題をやりました。その後は子どもの身支度をしたら保育園に送り届けて、9時から17時までは派遣社員の仕事。帰宅して晩御飯やお風呂、子どもの寝かしつけを終えたら、21時頃から0時まで再びスクールの課題をこなしました。  当然、 “これ以上はもうできない!”というギリギリなスケジュールです。1日の中で、何かを削らないといけなくて、最初の1~2か月は家事がおろそかになって、家の中がけっこう散らかっていましたし、食事も買ってきたもので済ませることもありましたね。とにかく1日を乗り切ることに精いっぱいでした」
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“子育ての悩み”を商品化するも「ほとんど売れない」
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物販コンサルタント。自社ブランドOEMスクール「物販NAVI」運営。かつては大手物流企業に勤めるも給料が少なかったことから新聞配達や深夜の警備員などでなんとか生活。ある雑誌で「せどりで稼ぐ方法」の記事を見つけたことをきっかけに、2011年6月より国内転売をスタート。2014年9月に脱サラ、法人設立後は自社ブランドOEMで月収500万円を達成。現在では物販スクールの講師としてコンサルも行いつつ、売り上げは月商2000万~2500万円をキープしている。YouTubeチャンネル(@navi913)でも情報発信中。

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