“激安焼肉食べ放題店”の元店員が暴露。「客に“得させないようにする”3つのワナ」
リーズナブルな価格でお腹いっぱいになれる「激安焼肉食べ放題店」。せっかくなら、お肉をたらふく食べたいと誰もが思うだろう。
以前、某焼肉食べ放題のチェーン店で働いていた村田武さん(仮名)によると、美味しいお肉を効率良く、より大量に食べるためには、ちょっとした「コツ」があると言う。また、元店員としては「これ、少しでも得させないようにしているな……」と思うシステムもあったようだ。
そこで今回は、店側が客に「得させないようにする3つのワナ」を教えてもらった。
一般的に焼肉食べ放題は、最初にスタートセットがあり、それをすべて食べてから食べ放題メニューのお肉を注文できるようになるシステムのところが多い。スタートセットはあらかじめメニューが決まっており、お肉以外のメニューが入っていることもある。
「スタートセットにはお肉の盛り合わせを提供しているお店が多いですが、自分が働いていたお店では、おつまみのキャベツも出していました。これは、『少しでも満腹感を与え、提供するお肉の量を減らすため』という話を聞いたことがあります。キャベツは満腹中枢を刺激することで有名な野菜ですから、最初に提供することで、少しでもお肉の提供する量を減らそうという狙いがあるようです。もちろん、健康のことを考えたら先にキャベツを食べた方がいいですけどね(笑)」
たしかにキャベツは腹持ちが良い。食べ放題店では食べ残し禁止を掲げているお店がほとんどのため、出されたら食べるしかないのだが……。
「スタートセットはカットすることができません。でも、以前お客さんに『キャベツが嫌いで食べられないんですけど、どうしたらいいですか?』と聞かれたことがあり、その時は店長に聞いてカットすることになりました。たしかにこう言われたら、お店としては残す事をわかっていて提供するわけにもいかないですし、『キャベツを食べられないなら食べ放題はできません』とも言えないので、さすがにカットをせざるを得ないですよね」
村田さんによると、スタートセットのキャベツをそのまま残す客も結構いるようで、「その時のお客さんは本当にキャベツが苦手だったと思いますが、仮に食べたくないからだとしても、丸々残されるよりはよっぽどマシなので、少しでも多くのお肉を食べたい人は覚えておいた方が良いコツといえます」と話した。
次に村田さんが話したのはご飯のサイズについて。焼肉と言えば「ご飯と一緒に食べたい」という人も多いだろう。そこで、ご飯を注文する際にも、ちょっとしたコツがあるという。
「ライスは小、中、大、さらには特盛といったパターンで提供されることが多いですが、絶対に小で注文することをおすすめします。それぞれのご飯の量は決まっているのですが、食べ放題の場合、たまにアルバイト店員が悪ふざけで既定の量よりも多く盛ることがあったんです。小や中ではできませんが、大や特盛なら多めに盛られていても不自然ではないですし、多くて文句を言われることもありません。だからご飯を頼むときは必ず小を頼んで、足りなかったらまた追加で頼む方が絶対に良いです。店員側からすると、運ぶ機会が増えて面倒ですが、常に温かいご飯で食べた方が美味しいですからね」
最初に“満腹にさせる仕掛け”があるお店
ご飯を食べる場合は必ず「小」を注文
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パチンコ雑誌『パチンコ必勝ガイド』『パチンコオリジナル実戦術』の元編集者。四半世紀ほど勤めた会社を退社しフリーランスに。現在は主にパチンコや競輪の記事を執筆している。
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X(旧Twitter):@sagyosakurai
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