元セクシー女優の川上なな実、過去を家族に隠さない理由「功績があって今の私たちがあることを共有したい」
俳優・川上なな実(@nanamikawakami)。2012年1月にセクシー女優・川上奈々美としてデビューした彼女は、ストリッパーや歌手、バラエティなどで数々の才能を発揮し、作品以外の場でも大いに活躍をしていた。
さらには高い演技力を評価されて映画界にも進出。Netflixの『全裸監督』への出演などで注目を集める中、2022年1月をもってセクシー女優を引退。その後は「川上なな実」に改名し、俳優業に専念することを表明していた。
その一方、プライベートでは2022年7月に映画関係者である男性と入籍し、翌年の1月に男児を出産。現在は一児の母となり子育てに奮闘中だ。
元・セクシー女優の肩書きを消すことなく、俳優として母として生きる川上さん。彼女のインタビューから、業界を退きながらも活躍し続ける一人の女性の“生き方”が見えてくるかもしれない。
――引退した理由は何だったのでしょうか。
川上なな実(以下、川上):ひと言でいうと、俳優業へのステップのためです。現役でいることの障壁が高くなったと感じたことが大きいですね。
――その当時、すでに一般作品の映画にも数多く出演していましたよね。両立していくことは選択肢になかったのでしょうか。
川上:デビューして10年近く経っていたので、出演作品数が200本くらいになっていました。正直、撮影現場でも動きが流れ作業になってしまっている自覚があったんです。
引退を決めた頃には、脱ぐことがゴールになっている作品づくりに興味が持てなくなっていました。裸=リビドーに訴えるためだけのものではなく、お芝居を通じて脱ぐことに意味を持たせたいと思うようになったんです。
――新たなステージに踏み出すための引退だったわけですね。2023年1月に出産をされてからは、育児に専念していたそうですが。
川上:はい。ここ1年は、本当に育児のみの生活でした。私、産後ボケがひどすぎて、子どもを産んでからは全然人としゃべれなくなっちゃったんですよ。言葉が出なくなったりテンパったりで、すごく大変だったんです。
――マミーブレインという症状らしいですね。物忘れが激しくなったり、集中力が低下したりするようです。
川上:でも最近、ちょうど俳優業が動き始めたところなんですよね。先月も映画の撮影に参加してきました。そのお陰で、今はもうマミーブレインからは抜けられています。
子どもが3か月くらいの頃に、搾乳をしながらちょっとだけ撮影に参加した時も思ったんですけど、改めて自分はやっぱり外で活動したい人、家でじっとしていられない人なんだと実感しています。
引退の理由は「脱ぐことに意味を持たせたかったから」
産後ボケがひどすぎて人としゃべれなくなった
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