男が語る「困り顔」の魅力とは
―[ブームの[困り顔美女]って何だ]―
女子中高生のカリスマ歌手・加藤ミリヤ。最近の彼女をテレビや誌面で見るたびに「なぜそんなに困り顔なんだ?」と疑問を抱いたことから始まったこの企画。よくよく調べてみると、どうやら「困り顔」ブームが来ているらしく……
男が語る「困り顔」の魅力とは
普段、見られないものを見た!という気分になってSっ気が刺激される
(30歳・家庭教師)
ソファに上がりたくても上がれないで、助けを求めるチワワみたいで放っておけない
(40歳・SE)
巷に増殖しつつある「困り顔美女」に対して、一般の男たちはどう考えているのだろう。そこで、サラリーマンにアンケートを取ってみると、まず大量に寄せられたのが「困り顔、大好き!」という好意的な意見。中でも圧倒的に多かったのが「男の保護意識」をかき立てられるというもの。
「基本的に男はバカだから、女のコの困った顔を見たら、条件反射的に『助けてあげなくちゃ……』って勘違いしてしまう。でも、それが男気ってもんでしょ?」(39歳・メーカー)、「頼まれてなくても、手助けしたくなる。『ソファに上がりたくても上がれなくて、こっちに助けを求めている黒目がちのチワワ』を眺めている感覚に近い」(40歳・SE)。
女性側の意図はさておき、「困り顔」というだけで、男の自尊心(?)がここぞとばかりに刺激されるものらしい。
もう一方で多かったのが、女性の困り顔を見ると、なぜかS心に火がつけられるという意見。
「女のコが眉をしかめている顔って、セックスのときに喘いでいる表情に似ていてエロい。むしろ相手が困っていたら、その顔がもっと見たくて、さらにいじめたくなる」(33歳・塾講師)、「困り顔の人はたいてい目がウルウルしてて、口元が半開きで唇が光っている。あの『しずる感』がたまらない。日常生活ではあまり見ることがない表情なだけに『普段見れないものを見た。もっと見たい!』という高揚感が。これもS心なのかも」(30歳・家庭教師)。
困り顔を見て「助けたい」と思うかまたは「いじめたい」と思うか。それで自分の性向を見るのもご一興か。
だが、はたしてそれが恋愛に発展するかについては、意見はいろいろと分かれる模様で……。
「恋愛感情とはちょっと違う気がする。父性とかに近い感じ」(31歳・商社)、「よく『相談に乗っていたら付き合うことになった』みたいな話を聞くけど、あれは女のコの困った顔に、男が思わず惚れてしまうのでは。横でずっとそんな顔をされていたら、たぶん相手を好きになってしまう」(34歳・通信)。
常に困った顔をした彼女を持つのも、いかがなものかと思うが。圧倒的な支持率を誇る困り顔だが、「困り顔のコなら猫も杓子も大好物」ということでもないらしい。「本当に困ったときの顔は好きだけど、単純に表情だけ作って『困ったポーズ』をする女は嫌い。『勝手に甘えるんじゃねぇ、こっちだって大変なんだ!』と一喝しそう」(30歳・IT)、「基本的には嫌いじゃないが、相手の女の顔面のスペックによって対応差は当然ある」(40歳・アパレル)、「正直、人による。かわいいコが困り顔をしてたら助けてあげたいけど、それ以外は多分どうでもいい。逆にブサイクな女のコにされたら『見苦しい』とすら思う」(27歳・銀行員)。う~ん、気の毒だけど確かにそうだよね……。
要は、「あくまで美女限定で!」というのが男の本音?
◆mixiに「困り顔の女の子が大好き。」というコミュも
メンバー数1200人は多い? 少ない?
<!–http://mixi.jp/view_community.pl?id=1064728–>
こんなところにも困り顔好きが! ’06年7月に開設されたミクシィのコミュニティ。イラスト、漫画などの二次創作で「困った表情の女の子」を描く人たちが多く集い、8月31日時点でのメンバー数は1226人。「困る=嫌がってるだけなのは駄目絶対」と管理人が自らの思想を示しているほか、自己紹介用のコメント欄では「困惑しつつも感じてるのが良い」「笑顔以上の萌え要素」「赤面しながら上目づかいなんかされたらもう……」など、参加者のそれぞれが困り顔の魅力を熱く語っている。
― ブームの[困り顔美女]って何だ【2】 ― ハッシュタグ