デジモノ通も興奮!「スマートテレビ」を満喫してみた
3Dテレビや4Kなどの高画質化、さらに「スマートテレビ」など、テレビはいったいどこまで進化していくのか? そして、その進化は本当にユーザーの生活を変えてくれるのか?
そんな疑問に答えてくれるのがユーストリームで配信される『知ってますか?スマートなテレビの選び方!』だ。パナソニック・スマートビエラとGIZMODOのコラボによる番組で、先日行われた第2回目の放送をスタジオ観覧し、デジモノ通の出演者たちによる進化したテレビの話を聞いてきた。
今回のテーマは「スマートテレビとリモコン」。出演者は、フリーライターの三浦一紀氏、ラジオDJとして活躍するサッシャ氏、Lifehackerの年吉聡太編集長、@DIMEの宮澤明洋編集長、ビデオブロガーのジェット☆ダイスケ氏の5人だ。デジモノ通の鋭い目は、いったいテレビの現状・未来をどう見ているのだろうか?
そんな多機能なテレビに合わせて進化しているものがある。それがリモコンだ。従来のボタンがほとんどのリモコンでは、テレビ番組の選択や録画再生に加え、Twitterなどのコンテンツの選択や文字入力など、多機能になった最新のテレビを快適に操作することが難しい。そこで、現在スマートテレビと呼ばれているテレビには、リモコンが2つ付いている場合がほとんどだ。
今回、番組で登場したビエラのリモコンは、1つがタッチパッド式になっている。ノートパソコンのタッチパッドに似た操作感で、形は円形になっており、左右のクリックボタン、戻るボタン、音量調整や選曲ボタンなどが付いたシンプルな作りだ。
パソコンを使い慣れた世代はもちろん、パソコンが身近でない世代にとっても便利なリモコンと言えよう。Skypeでの通話やYouTubeなどのWebサービスが、タッチパッドの操作とボタンを押すだけで使えるのだ。
こうしたタッチパッド式のリモコンはたしかに便利そうだが、ほかにはどんなリモコンがあれば、便利なのだろうか? 三浦氏いわく「テレビはリモコンで選ぶ時代がくるかも」というほど、出演者たちはテレビのリモコンに期待している。
◆理想のリモコンとは?
例えば、@DIME宮澤編集長の「水洗いができるようにしてほしい」という提案には全員が同意。家で焼き肉をした後、テーブルの上にリモコンが置きっぱなしになっていたことを想像してほしい。リモコンにラップを巻きたくなる気持ちになるだろう。また、テレビを見るとき、リモコンのそばに飲み物があるというシーンも多いはず。とにかく汚れたリモコンを簡単に水洗いできれば、油だろうがジュースだろうが、こぼしても平気そうだ。
ほかにも、「液晶に必要なボタンだけ表示させる」、「電池交換がいらない」、「音声入力」、「スピーカー付き」といったさまざまなアイデアが出演者から飛び出し、リモコン話は尽きない。なかでも、「肉球みたいな感触のボタン」というアイデアには、視聴者からの反応が大きかった。感触がよくて触りたくなるリモコン……、いいかもしれない。
◆ スマートテレビはライフスタイルを変えるのか?
視聴者のTwitterへの投稿を眺めていても、「こんな使い方ができそう!」「私だったらこんな使い方をしてみたい!」というアイデアが多数投稿されていた。流行りのスマートテレビ、3D、4Kなど、地デジ移行が済んだ後も、テレビにはまだまだ進化の余地がありそうだ。今後はどんなテレビが登場し、ユーザーに選ばれていくのだろうか。番組を見るという従来の目的を超えて進化するテレビから目が離せない。
ちなみに、今回の番組はユーストリームでアーカイブ動画を閲覧することができる。さらに全3回のこの番組の第3回目の放送が12月5日に予定されている。
◆放送アーカイブ動画
http://www.ustream.tv/recorded/27158463
◆第3回放送予定
12月5日(水)21時~22時半
http://www.ustream.tv/channel/gizmomodojapan
<取材・文・撮影/林健太>
まず、最近よく聞く「スマートテレビ」とは何なのか? 55インチのビエラを使って、スマートテレビの機能のひとつでもある「ビエラ・コネクト」の紹介が行われた。YouTubeやニコニコ動画の閲覧、TwitterやFacebookの閲覧、TSUTAYA TVやhuluなどVOD(ビデオオンデマンド)サービスの利用など、パソコンやスマホで利用できるサービスが、大画面で利用できる。
同じこととはいえ、タブレットで一人で楽しむのと、大画面で大人数で楽しむのとは、使い方が全く異なることがよくわかった。さまざまな機能のなかで、もっとも驚いたのは、55インチの大画面でのSkypeビデオ通話だ。
無料で音声通話・ビデオ通話が可能な定番サービスだが、大画面ではまるで印象が違う。三浦さんも「顔と顔でなく、部屋と部屋がつながる感じ」と絶賛。視聴者からのコメントでも「どこでもドアみたい」とあった。パソコンのモニター越しでの1対1・顔対顔のビデオ通話とは異なり、大型テレビでの1対多や多対多の通話は、まさに空間対空間で、実際に同じ空間にいるかのような臨場感があった。
番組中には、ほかにもさまざまなアイデアが登場。Skypeで自宅と田舎の実家をつなぎ、遠方のおばあちゃんに子どもの相手をしてもらう、というアイデアには、ライフスタイルが変わってしまうワクワク感がある。
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