更新日:2013年03月08日 11:21
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「指導」の一言でまかりとおる社内体罰の理不尽さ

顧問の懲戒免職が報じられた桜宮高校体罰事件。女子柔道日本代表内での暴力・暴言によるパワハラ事件など、行き過ぎた体罰行為に世間の注目が集まった。まだまだ火種が尽きない体罰問題。それは会社の中にも同様に存在する。社会の闇の深淵にSPA!が迫った。 ◆投げつけられたもので怪我しても「指導」の一点張り 教育現場よりヒドい![会社の体罰]被害者が叫ぶ悲痛な声!! 前回紹介した社内体罰(※)、殴る蹴るがさらにエスカレートすると、灰皿やジョッキグラスで殴りつけるという「武器」を使った悪質な体罰が行われるようになる。 ※上司・先輩の立場を利用した社内体罰が横行
https://nikkan-spa.jp/392676
「契約が取れない社員に対して、ガラスの灰皿を投げつけてくる上司がいる。なかには灰皿が運悪く顔面を直撃してしまい、鼻の骨を折って病院送りになった社員も数人いる」(不動産・30歳)  さらに、「注意するときは必ず、重いまな板や製菓用の耐熱ボウルを投げ飛ばしてくる上司に毎日恐怖を感じている」(製菓・31歳)、「少し意見しただけで、包丁の柄の部分で腫れ上がるまで頭を殴られる。刃の部分を顔に近づけて脅されることもある」(飲食・29歳)。  当然、このような暴力沙汰になれば怪我人も出るのだが、社内体罰の恐ろしさはそれすらも平然とスルーされてしまう点にある。 「少しでも機嫌が悪くなると、すぐにグラスを投げつけてくる上司に迷惑している。そのグラスで指を深く切ってしまったときも、『シフトが狂う』と、病院にさえ行かせてもらえなかった。最終的には『冗談だったのに(笑)』と笑い飛ばされた」(飲食・34歳)  罪悪感のカケラもないどころか、“業務のため”とさえ思っているのだからタチが悪い。  勤務時間以外にもこうした体罰上司の被害が続出している。 「勤務態度が悪いと言われ、飲みの席でヘッドロックをされた上に、ジョッキグラスで何度も殴られた。本人は“指導”しているつもりなので厄介」(アパレル・27歳)  これらの行為が「教育だ」「指導の一環だ」「冗談だった」という言葉で済まされてしまっているのだから実に恐ろしい。 ― 教育現場よりヒドい![会社の体罰]被害者が叫ぶ悲痛な声!!【2】 ―
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