“アジア金融の中心”香港の巨大風俗マンションに潜入
日本には吉原や飛田新地などの風俗街があるように、世界を見渡せばタイ・バンコクのゴーゴーバー、ソウル・オーパルパルの置屋街、ドイツのFKK、オランダの飾り窓、中国・上海のKTVなど多くの風俗街があり、一度は足を運んだことがある男性もいるだろう。
特にアジア風俗は格安で女の子と遊べるため、日本人から人気が高かった。しかし経済成長著しいアジア諸国だけあって、夜遊び価格もインフレ気味。そんななか、低価格を維持しているのが「香港141」と呼ばれる香港風俗だ。
香港141という風俗システムは一言でいえば“マンヘル”と似ていて、香港の目抜き通り「ネイザンロード」の南方にある中心タウン「尖沙咀」(チムサアチョイ)の近くに、その最大のマンションはある。また、香港はアジア金融の中心としても知られるが、その心臓部「中環」という街から徒歩数分のところにも巨大な「香港141」のマンションが複数たっている。大きなマンションでは、合計50室以上あるだろうか。このような風俗マンションが香港内には多数存在しているのだ。
建物内の廊下はごく普通だが、そこから中に入ると、煌々とピンクに輝く細い通路が出てくる。そこに女の子たちの部屋があるのだ。派手なピンクの明かりに照らされた通路は、異様な雰囲気である。
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香港141のシステムは簡単で、部屋の前にいって、女の子がいれば呼び鈴を押す。すると、女の子が部屋から出てくるのでご対面、気に入ったら室内へ入るという流れだ。もし好みの子ではなかったら、「謝謝」とか「thank you」とか「sorry」などと言ってその場から立ち去るだけでOKで、女の子もいやな顔せずドアを閉めてくれる。
ただし男性客は多いので、女の子はピンポンと鳴らされるたびにドアを開けて笑顔を振りまいては、ドアを閉めるということを繰り返している。なんとも効率の悪いシステムではあるが、そういうシステムなのだから仕方がない。ちなみに、ドアの前には「呼び鈴を押してね」「ちょっと待ってて」と書かれたプレートがぶら下がっているからわかるだろう。
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料金は400~600香港ドル程度(現在のレートで約5000円~8000円)で、時間は40分ほどだという。顔を見てから女の子を選べるため、週末の夜ともなればマンションには観光客や地元の若者と思しき人たちが集まってくる。息を潜めながら女の子の部屋の前に立つと、言葉は交わさなくても互いに「この部屋、押すよ」とアイコンタクトをしてからピンポンと鳴らしている。どこか不思議な一体感に包まれていた。風俗店の待合室のような一体感に近いのかもしれない。アジア金融の中心地・香港には、こんな魔境が多数ある。 <取材・文/日刊SPA!取材班>
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