水樹奈々フルオーケストラライブ@SSA【フォトレポート】――最大のサプライズはWアンコールに
水樹奈々が自身二度目となるフルオーケストラライブをさいたまスーパーアリーナで開催、1月19、20日の二日間でのべ54000人を魅了した。
オーケストラは神奈川フィルハーモニー管弦楽団が担当。ライブ中盤以降は100人超のオーケストラに加え、コーラス隊77人、さらにはバンドメンバー7人も参加し、水樹を含め188人による圧巻のライブパフォーマンスを披露。いつものライブとはひと味違う音に重なりに、会場につめかけたファンたちは酔いしれた。
ライブ翌日の1月21日に誕生を迎える水樹のためのバースデーケーキや、7月7日、彼女の故郷・愛媛からスタートする夏のライブツアーの開催決定など、観客を喜ばせる演出や発表が相次いだが、最大のサプライズはWアンコールに待っていた。
アンコール後、観客席からの「もう一回!」の声に応えるように、ひとり、舞台に戻ってきた水樹のもとに運ばれたのは撥弦楽器のアルパ。このアルパという楽器、一般的にはあまり知名度は高くないが、水樹ファンにとってはよく知れられた存在。代表曲「深愛」をはじめ、彼女の楽曲にはたびたび登場し、ライブでの生演奏も過去にたびたび行われてきた。
ライブやミュージッククリップなどでの演奏は、水樹が「親友」と語るほど親しい存在のアルパ奏者・上松美香がこれまで担当。アルパがステージに姿を現したことで、今回も上松の登場を確信したファンに向かって、水樹は「今日、上松美香ちゃんは名古屋でライブを行っています」と告げる。一呼吸ののち、「うまく弾けるかわからないけど……」と自身が演奏を行うことを声にすると、想像を超える事態に期せずして生まれた一瞬の静寂のあと、大きな歓声があがった。
楽曲は水樹自身が作曲作詞を行った「夢の続き」。途中、演奏につまる場面もあったが、観客席からの大きな声援に背中を押されるように再開し、無事に奏できった。
⇒【画像】はこちら https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=375852
<取材・文/日刊SPA!編集部 撮影/上飯坂一>
【関連キーワードから記事を探す】
人形研究者が映画『プーと大人になった僕』を分析――ぬいぐるみとの別れと再会はなぜ感動的なのか
Netflixでアニメビジネスが変わると何が起きる?――石川光久(Production I.G)×南雅彦(ボンズ)
東京唯一の造り酒屋「小山酒造」廃業のショックを地元赤羽の漫画家・清野とおるが語る
思わずツバを飲み込んだ…あなたが思う“映画の「うまそーシーン」”を教えてください
『少年ジャンプ』を今の若者はどう見るのか? ネット漫画も普及で…
i☆Ris、デビュー12年目だからこそ「2次元に負けない可愛さ」
声優・久保田未夢の新たな壁「なぜ12年目にして試されるんや…」
11周年を迎えた声優アイドル・i☆Ris「いつまで一緒にいられるかなって考える」
声優業界のシビアすぎるギャラ事情。年収1億円もいれば「秘密のバイト」に走った人も
「いまだに戦い続けてます」声優歴53年“レジェンド”神谷明が語った、ホンネと覚悟
この記者は、他にもこんな記事を書いています