更新日:2014年09月17日 18:38
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回転寿司でラーメン戦争!サイドメニューがスゴイことになった理由

「流行は繰り返される」という。確かに我々が幼少期にハヤっていた事象&アイテムが、あるものはかたちを変え、またあるものはそのままのかたちで注目されている。そこで、再ブレイクの仕組みとその魅力を紐解いてみた! ◆回転寿司のサイドメニューに異変アリ!?
柳生九兵衛氏

柳生九兵衛氏

 B級グルメ探究家の柳生九兵衛氏に食分野での再ブームについて聞いたところ、「回転寿司がまた盛り上がっている」とのこと。 「起爆剤となったのがサイドメニューの多様化です。以前の回転寿司屋のサイドメニューといえば、プリンやパックのジュース、メロンといった、子供の喜ぶ出来合いのものが中心というイメージ。魚介類が苦手な人だと、玉子やカッパ巻きくらいしか選択肢がなかった。それが今や各店がさまざまな一品料理を提供し、ラーメンまで販売する時代になったんです」  回転寿司店のラーメンブームの口火を切ったのは、無添くら寿司が’12年に販売開始した「7種の魚介醬油ラーメン」。今年4月からはスシローが「スシローのラーメン 出汁入り鶏がら醬油味」を投入し、はま寿司も期間限定でラーメンの販売を開始している。 「『寿司屋なのにラーメン!?』というのは話題になりますし、普段は回転寿司に来ない層のお客さんも来るようになります。またラーメン以外にも、揚げ物やパティシエプロデュースのスイーツを出すようなお店も増えていますね」 ⇒【画像】はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=625991  また本業と言える魚介類の面でも回転寿司は進化をしている。 「ネタの産地にまでこだわるのは当たり前になりましたが、さらには神奈川県内に展開する『三浦・網元 魚敬』などは、朝捕れの鮮魚を直送して提供しています。そのため日によって食べられるものは違いますが、三浦産のシコイワシの唐揚げや、生わかめの味噌汁、茎わかめのきんぴらなどのサイドメニューの数々も絶品でした」  またシステム面での変化も大きく、タッチパネル式注文システムは今や多くの店舗が導入しており、回転寿司なのに回転しない「直線型の高速レーン」を導入する店舗も現れている。回転寿司の驚くような進化はまだまだ続きそうだ! ★再燃のワケ サイドメニューの充実 システムの進化、発展 【柳生九兵衛氏】 安くてうまいものを愛するプロの食いしん坊。グルメコメンテーターなどとして各種メディアで活躍TVチャンピオン第4代、第5代B級グルメ王。 http://ameblo.jp/kyubee-yagyu ― ’80~’90年代[懐かしのブーム]が再熱する理由【4】 ―
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