女性向けアダルト映像制作会社の美人社長が語る「女性専用AVの最新事情」
―[山田ゴメス]―
『la Coviluna(ラ・コビルナ)』という会社から、いきなりゴメス記者のところへ売り込みの電話が入った。「女性のためのアダルト映像」を制作・販売している会社であるらしい。本来なら、この手の売り込みは面倒臭いので丁重にお断りしているのだが、前々から「コビルナの女性社長はむっちゃ美人!」という噂が業界内(どこの?)に轟いていたので、「じゃあ、シャチョーさんみずからが一度会いに来てくださるなら」と“社外デート”を条件に、お話をうかがってみることにした。
ラ・コビルナの杉沢志乃さん(以下、杉沢さん):今日はお忙しいなか、お時間を割いていただき、本当にありがとうございます。
――いやあ、ボククラスになったら時間なんてね、案外自由が利くもんなんですよ。フオッフオッフオッ……。で、今日はなにを売り込みたいわけですか~(大物気取り)?
杉沢さん:じつは、弊社が制作している作品を、どこかでご紹介していただけないか、と……。
――ほうほう。でも、コビルナさんって「女性向けのアダルト映像」が専門なんでしょ? ボクが持ってる媒体(業界人っぽい言い回し)は、ほとんどが男性読者対象のモノばかりだし……。残念ですけど、あまりお役に立てないのでは?
杉沢さん:ですよね……。
――従来のAVよりもコッチのほうが、革新的なヌキどころがあるというなら話は別なんですけど。正直言ってボク、女性向けのAVって、男からするとやや物足りない印象があるんですよ。
杉沢さん:それはそうかもしれません。
――が、コビルナさんの作品はそうじゃない、と?
杉沢さん:いや、むしろ「男性がオカズにする」という観点だと、最近弊社が制作している作品はいっそう厳しいでしょうね。
――素直ですな(笑)。で、そのココロは?
杉沢さん:ここ数年、女性が女性向けAVに求めるものは確実に変わり始めてきています。より“参考書的な実用性”を重視する傾向が強くなってきているんです。なので、私どもの作風もHOW TO系がメインになってきて……。男性的にはそういう淡々としたマニュアルっぽい構成って、やっぱりヌキづらいんじゃないですか(笑)?
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―[山田ゴメス]―
大阪府生まれ。年齢非公開。関西大学経済学部卒業後、大手画材屋勤務を経てフリーランスに。エロからファッション・学年誌・音楽&美術評論・人工衛星・AI、さらには漫画原作…まで、記名・無記名、紙・ネットを問わず、偏った幅広さを持ち味としながら、草野球をこよなく愛し、年間80試合以上に出場するライター兼コラムニスト&イラストレーターであり、「ネットニュースパトローラー(NNP)」の肩書きも併せ持つ。『「モテ」と「非モテ」の脳科学~おじさんの恋はなぜ報われないのか~』(ワニブックスPLUS新書)ほか、著書は覆面のものを含めると50冊を超える。保有資格は「HSP(ハイリー・センシテブ・パーソンズ)カウンセラー」「温泉マイスター」「合コンマスター」など
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