実は逆効果!?カジュアルデー、ノー残業デー etc.の実態は?

カジュアルデー、ノー残業デー、面白休暇etc.の実態は?

 企業側がよかれと思って導入する制度が、実は社員にとっては“いい迷惑”となるケースが少なくない。まずは、他部署との親睦を深めるために開催された運動会の不満から。

「気分転換くらいの軽い気持ちでやればいいのに、元体育会系営業マン数人が張り切りすぎて。で、競技に負けた社員が後日、不満を口にしてるんです。社内交流のためだったのに、よけい社内の空気が悪くなって……。結局、来年からなくなるそうです(笑)」(金融・28歳・女)

 続いては、話題先行型の休暇制度。

「メモリアル休暇といって、誕生日でも記念日でも、休む理由は何でもかまわない休暇制度があるのですが、要は単なる有給休暇。私は取っていますが、周囲からうらやましげな目で見られて、なんとなく気まずい。男性社員は、上司が取らないから結局取っていない人ばかり。男性がメモリアル休暇なんて取ったら、顰蹙ものですよ」(メーカー・27歳・女)

 この手の制度は、社員に迎合するだけで有名無実化している場合も。次は、自由でうらやましく思える「カジュアルフライデー」だ。

「実は何も考えないで済むスーツが一番ラクなんですよ。今週のコーディネートはどうしようかなと悩むなんて効率が悪い。カネもかかるし。翌日の服装を考えなくちゃいけない木曜の夜は、ちょっと憂鬱です(笑)」(SE・31歳・男)

 まさに“ありがた迷惑”な制度で非難轟々だ。近年、声高に叫ばれているワークライフバランスの後押しもあって、広く浸透している「ノー残業デー」の実態はどうか。

「実際には残業をしてる社員は多いですよ。部署によっては『早く帰れ』と口うるさい上司がいる(笑)。で、僕はしかたなく残業せずに帰るんですけど、別に仕事の量が減るわけじゃない。結局、翌日もっと残業することに。でも、残業代は出ないですから……」(メーカー・30歳・男)

「ノー残業デー」のツケは“ノー残業代デー”のようで……。

取材・文/佐藤留美 中村裕一 宮下浩純(ミドルマン) 三浦加奈子 横山 薫(本誌)

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