Nikonが「羊羹」を販売。ソフト・オン・デマンドは「ふりかけ」を…超有名企業が展開する意外な製品
「生き残ることができるのは、変化できる者である」
かつて、進化論を唱えたダーウィンはこう言っていたが、長らく業界を牽引し続けている企業の多くが、本業とは畑違いの製品を作っていたことをご存知だろうか。これから紹介する意外な副業が、将来会社を支える稼ぎ頭になっている…なんてことがあるかもしれない。
●Nikonの「羊羹」
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1917年に設立された世界的な光学機器メーカーのニコンだが、実は和菓子の「羊羹」を作っている。『ニコンようかん』と名付けられたこの商品、同社の代表的製品でもあるカメラのFシリーズよりも長い歴史を持ち、昭和30年代に従業員向けに販売され始めたものが起源。一般には流通していないが、直営オンラインショップで購入することが出来る。
●富士通の「野菜」
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日本でも有数の大手総合エレクトロニクスメーカー・富士通が副業で手がけているのはなんと「野菜」だ。使用しなくなった半導体工場を転用し、“キレイヤサイ”と銘打った低カリウムのレタス、ホウレンソウを生産。カリウムを気にする腎臓を患っている人が生で安心して食べられる野菜を提供している。
●オカモトの「除湿剤」
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コンドームで有名なオカモトだが、実は一年の総売上のうち、コンドームは約10%ほど。ゴム手袋や食品ラップなど、他にも多岐にわたって商品展開をしており、その中でも『水とりぞうさん』という可愛い象のイラストが描かれた除湿剤は、1982年から30年以上にわたって販売されているロングセラー商品だ。
●江崎グリコの「化粧品」
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『ポッキー』や『ジャイアントコーン』など、数々の人気お菓子を生み出してきたグリコだが、化粧品事業にも参入している。化粧品とは結び付きにくいイメージだが、『グリコ』キャラメルにも含まれるグリコーゲンをはじめとする糖質の研究を応用し「EAPグリコーゲン」と呼ぶ保湿成分を開発。
2012年から自社ブランド『gg(ジージー)』で参入し、以来順調な売上を確保している。
●味の素の「化粧品」
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調味料や食品メーカーとして知られる味の素も化粧品を展開。こちらも過去培ってきた、世界でも有数のアミノ酸製造技術を利用して『Jino』というブランドを1997年からスタート。
美容のプロが選ぶ「All Aboutベストコスメ大賞2014・2015」の通販コスメ部門では、大賞を受賞する製品を生み出すなど、高い評価を得ている。
●オリエント工業の「歯科患者ロボット」
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リアルラブドール製造メーカーとして世界にその名を轟かせるオリエント工業だが、その精巧な造形技術を生かし歯科業界にも進出。昭和大学とテムザックが共同開発した歯科患者ロボット『昭和花子2』で、人間さながらの細かい表情を作り出すことに貢献している。
●ソフト・オン・デマンドの「ふりかけ」
マジックミラー号や女子社員シリーズなど、斬新な企画を次々と発表し、AV業界に革命を起こしてきたソフト・オン・デマンド。そのAV業界のリーディングカンパニーが、実は食品も売り出している、と言われたら驚きだろう。
そのラインナップは実に多彩で『絶倫ごませんべい』『いんご(淫語)ドリンク』など、独自のネーミングセンスが生かされた代物ばかり。中でも『ワケあり人妻のわかめふりかけ』は、熟女の下の毛をモチーフにした乾燥わかめがたっぷりと入っており、見るからにご飯がすすみそうな“オカズ”となり得そうだ。
あのAppleも自動車事業に進出しているように、ボーダーレスに変わっていく昨今のビジネス環境の中で生き残るためには、企業も存在意義を出すために常に変化し続けて行かなければならない。数年後には、こうした事例が増えていくというのも何らおかしな話でないだろう。 <取材・文/日刊SPA!編集部>
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