鳥は恐竜だ! 日本で初めて「恐竜の博士号」を取得した男が語る“恐竜研究の常識”今と昔
各国を飛び回り、その新発見には世界が注目する“化石ハンター”こと小林快次。少年の頃に化石に魅せられた彼は、日本人で初めて「恐竜の博士号」を取得した男である。知られざる恐竜学の全容や、絶滅を遂げた恐竜から人類が学ぶべきこととは?若き恐竜学者を直撃するため、北海道へ飛んだ。
――恐竜研究の世界は日進月歩だと聞きます。SPA!世代が子供の頃に常識とされていたことが、今では大きく変わっていたりしますか?
小林:昔とは違うという観点だと、たとえば“鳥は恐竜だ”ってことですね。今の子供たちはみんな知ってるんですが、講演会でこの話をすると親御さんのほうが「ええ!?」とびっくりします。今の子供たちが見ている恐竜図鑑には、ティラノサウルスをはじめ、さまざまな恐竜にフサフサした羽毛が生えているんですよ。
――“鳥は恐竜”ってどういうことか、もう少し詳しく教えてください。
小林:恐竜の一部が絶滅せずに生き残り、小型化して飛行に特化した進化を遂げたのが鳥類なんです。“恐竜の子孫”というよりも、“恐竜そのもの”。だから、僕たちは朝食に恐竜の卵を食べて、ケンタッキーで恐竜の肉を食べていることになります。
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