情報共有は紙と口頭で…文部科学省の対応にひろゆきが苦言「長期的には間違い」
― ひろゆきのネット炎上観察記 ―
【情報共有は「紙と口頭で」。文科省の時代逆行に疑問】
人事異動情報のメールを全職員に誤送信していたことを公表した文部科学省。原因は職員が変更されたメールシステムの操作に慣れていなかったからとされている。これに同省は「人事情報は、今後は紙や口頭でやりとり」という再発防止策を公表。時代に逆行するかのようなデジタルからアナログへのシステム移行に、ネット上では驚きの声が上がっている
世の中には、時間軸によって判断を変えることって結構あったりします。例えば、初めてスキーに行くとかだったら、ウェアとかスキー道具はレンタルしたほうがいいけど、毎年行くって人だったらきちんとしたモノを買ったほうが長期的には得をするとか。。。ただ、「長期的には間違ってるけど、短期的に都合がいいからやっちゃおう」ってのを見かけると、なんだかなぁ、とか思っちゃうんですよね。。。
というわけで、文部科学省が職員にメールの誤送信をしたので、再発防止策として同省が公表した「今後は紙や口頭でやりとり」するってので、ネットユーザーがびっくりしてるってな話です。
地方の役所とかが、「メールを使わないで、紙にします!」とか宣言するんだったら、まぁ、頭悪いけどしょうがないよなぁ、、、と思ったりして終わりなんですけど、“科学”という文字の入っている文部科学省が、科学技術を否定して紙に戻るってな判断するのはどうかと思ったりするんですよね。。。ってのも、文部科学省ってのは、誤送信を防ぐ技術的な仕組みをつくるとかで世の中をより便利にしたりする方向に頭を使うべき省だと思うんですよね。例えば、機密情報をテキストで送るんじゃなくて、パスワードを知ってる人しかファイルが見られないようにするとか、ギガファイル便とかで世間では当たり前に使われてる技術があったりします。グーグルドキュメントも認証ありますしね。。。
短期的には都合がいいけど、長期的には間違いの文部科学省
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西村博之(にしむらひろゆき)1976年、神奈川県生まれ。東京都・赤羽に移り住み、中央大学に進学後、在学中に米国・アーカンソー州に留学。1999年に開設した「2ちゃんねる」、2005年に就任した「ニコニコ動画」の元管理人。現在は英語圏最大の掲示板サイト「4chan」の管理人を務め、フランスに在住。たまに日本にいる。週刊SPA!で10年以上連載を担当。新刊『賢い人が自然とやっている ズルい言いまわし』
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