ビンス無罪“ステロイド裁判”エピソード08=ネイルズの証言――フミ斎藤のプロレス講座別冊WWEヒストリー第161回
※全20話のシリーズとして“ザ・ステロイド裁判”をお届け。この裁判はいまから22年まえの1994年7月、ニューヨーク州ユニオンデールの連邦裁判所で公判がおこなわれた刑事裁判である
リック・ルードのすぐあとに法廷に姿を現したのは“囚人”ネイルズことケビン・ワーコーズだった(1994年7月11日)。第2週めに入った集中審理では、まるで映画かTVドラマのようにプロレスファンならだれでも知っている元WWEスーパースターズが次から次へと検察サイドの証人として出廷した。
ショーン・オシェー検事にとって、ワーコーズは「オレはビンス・マクマホンからステロイドの使用を強要された」とはっきりとコメントするであろうことが“計算”できる数少ない証人のひとりだった。
ワーコーズは、ビンスとルードの“問題の会話”に自分も同席していたと主張し、ふたりの会話のだいたいの流れと要点をふり返った。
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