東京・西葛西に「リトルインド街」が誕生?
●プロジェクト1:ヒンドゥ教寺院の設立
「西葛西リトルインド」の中心に、世界中のリトルインドにあるような寺院を建設し、ランドマーク化する。宗教施設としてではなく、冠婚葬祭も含むさまざまなイベントを開催できる施設を目指す。
●プロジェクト2:インドストリートの形成
その寺院を起点とし、60~80の商店が軒を連ねるメインストリート作りを目指す(ストリート型だけにこだわらず、店舗点在型も視野に入れる)。誘致を予定している施設は、ヨガ教室・カレーショップ・スパイスショップ・算数塾・保育園・雑貨店・映画館・ティーショップ・宝石ショップ・パソコン教室……など。
●プロジェクト3:カレーグランプリの開催
「真夏のカレー祭り(仮)」と称したイベントを年1回開催予定。近郊で経営される50~100店舗のカレーショップが模擬店を出店し、来場者の投票によってグランプリを決定する。
●プロジェクト4:姉妹都市の提携
江戸川区とインドの都市間、もしくは、東京都とニューデリー間のような首都同士で姉妹都市化を計画する。
●プロジェクト5:クリケット競技大会の開催
西葛西地区で、インド一番人気のスポーツ競技である「クリケット」の大会を開催し、インドのみならずクリケットを愛する国を求め、プロジェクトの気運を高めていく。ちなみに、クリケットはイギリス発祥のスポーツで、世界の競技人口はサッカーに次いで2番目に多いらしい。「野球の原点」とも言われており、ゆえに日本人にも馴染みやすい?
なかなかに壮大な構想だったりするが、ぶっちゃけた話、実現は可能なんだろうか?
「資金繰りなど、いろいろ大変な面があるのは事実です。ただ、葛西駅近くには、インド人の私でも思わず舌鼓を打ってしまう、南インドのビリヤニ(インド風ピラフ)やインド風中華料理などを出してくれる、本格的なインド料理店もすでにいっぱいありますし、クリケットは今年8月15日に第2回目の競技大会が江戸川区陸上競技場で開催されます。去年には、『リトルインド東京』という名称の一般社団法人も発足され、いずれは“日本人とインド人の交流スポット”の拠点となることを信じ、日々奔走しています」(ゴーシュ氏)
たしかに、日本でも「インドにハマる人たち」は決して少なくないし、「ヨガ」はもはや、女性のあいだでは広く認知されている定番の「健康法」だ。もし、電車でも行ける場所に、こんな“街”ができたら……デートにだってもってこい、かもしれない? <取材・文/山田ゴメス>
【山田ゴメス】
1962年大阪府生まれ。マルチライター。エロからファッション、音楽&美術評論まで幅広く精通。西紋啓詞名義でイラストレーターとしても活躍。また『解決!ナイナイアンサー』のクセ者相談員の一人でもある。日刊SPA!ではブログ「50にして未だ不惑に到らず!」https://nikkan-spa.jp/gomesu(PC版)も配信中。著書『クレヨンしんちゃん たのしいお仕事図鑑』(双葉社)大阪府生まれ。年齢非公開。関西大学経済学部卒業後、大手画材屋勤務を経てフリーランスに。エロからファッション・学年誌・音楽&美術評論・人工衛星・AI、さらには漫画原作…まで、記名・無記名、紙・ネットを問わず、偏った幅広さを持ち味としながら、草野球をこよなく愛し、年間80試合以上に出場するライター兼コラムニスト&イラストレーターであり、「ネットニュースパトローラー(NNP)」の肩書きも併せ持つ。『「モテ」と「非モテ」の脳科学~おじさんの恋はなぜ報われないのか~』(ワニブックスPLUS新書)ほか、著書は覆面のものを含めると50冊を超える。保有資格は「HSP(ハイリー・センシテブ・パーソンズ)カウンセラー」「温泉マイスター」「合コンマスター」など
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