青少年犯罪ワースト3 最悪は「暴走族解散仕込み報道」
【2011青少年犯罪事件簿 ワースト3】
1 位:暴走族解散は仕込み! 不良少年をネタにした義援金集め!?
2位:合法ハーブにハマり、救急搬送される10代が急増中!
3 位:千葉・埼玉連続女児通り魔は序章にすぎない!
11年で一番衝撃的だったのは震災直後に「暴走族を解散して、ボランティアチームになります」と水戸署で解散式をしたチームのニュースが仕込みだったってことかな。
と語るのは、少年犯罪を専門とするジャーナリスト・岩橋健一郎氏。
当の暴走族のリーダーから俺のとこに「ボランティアをする気持ちはあったけど、解散する気もないのに大々的に報道された!」ってSOSが来たんだ。調べてみたら、彼らの美談をダシに、義援金稼ぎを企んでいた大人に利用されていたんだよ。
長年、不良少年たちを取材して来てはっきり言えることは、少年犯罪の裏には、手引きしてカネ儲けを企む悪い大人が必ずいるということ。合法ハーブが、これだけ若い世代に蔓延しているのも、青少年だけの問題じゃない。必ず悪い大人たちがいるんだよ。
また、暴走行為をするような不良少年が減ったことで、通り魔のような不気味な事件を起こす少年が増えていることも、社会の歪みが表面化しているサインだと感じるね。
【選者 岩橋健一郎氏】
‘66年生まれ。少年犯罪を専門とするジャーナリスト。『チャンプロード』で不良少年と対談する連載は、25年に及ぶ
― 闇で蠢く【違法ビジネス】の手口を暴く【6】 ー
この特集の前回記事
ハッシュタグ