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「薩摩おごじょ」はよそ者にもやさしい!? 本州最南端の「相席ラウンジ」に行ってみた

相席ラウンジ

店内の様子

 数年前にブームが起きて以来、首都圏ではいまや至る所に「相席」をウリにした店があり、友達と飲むたびにいそいそと向かう人も多いだろう。  さて、そんな“相席カルチャー”が東京だけのものだと思うのは大間違い。すでに全国各地に地方ならではの相席店が存在するし、最大手の恋活応援酒場「相席屋」に関していえば、全国に70店舗を構えるまでに成長している。  そんななか、同じように全国で14店舗を運営する「オリエンタルラウンジ」グループが、鹿児島に新店を出したという。同グループはその名の通り、居酒屋ではなく「豪華ラウンジ」での出会いを提供するのが特徴で、高級ホテルのラウンジかと錯覚するような凝った内装と、豊富なフード&ドリンクメニュー、さらに女性が喜ぶスイーツまで取りそろえるなど、“VIP感”で他店との差別化を図っているチェーンだ。  そんな相席ラウンジが次なる場所に選んだのが鹿児島ということだが……「鹿児島の相席ラウンジに来るのって、どんな人なの?」という素朴な疑問が。オープン直後、鹿児島の相席ラウンジを調査してみた。

「南九州一の歓楽街」は予想以上にすごかった

 実は、今回が初めての鹿児島上陸だった記者(北関東出身)。地元の方にはまったくもって失礼な話だが、「相席ラウンジが賑わうくらい人が来るのか?」なんて内心思っていた。しかし、新店舗ができた鹿児島の天文館周辺を散策してみてすぐさま反省。「南九州一」と謳われる繁華街は酔客でごった返していた。もちろん給料日後の金曜日ということもあるだろうけど。  そんな赤ら顔の集団を横目にさっそく入店。そこは噂にたがわず豪華な空間だった。「写真撮ってインスタで上げてください」と言わんばかりのエントランスと、シックな色合いで統一されたソファ席。さらにはタダで使えるダーツ機が置かれたゾーン、カラオケ付VIP席まである(チャージ5000円別途)。東京・新宿にある同グループの店舗には行ったことがある記者だが、そこと遜色ない内装がそのまま移植されたような印象だ。 ⇒【写真】はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=1326733  さて、いざ相席する前に店長さんと談笑することに。慣れた手つきでオープン記念のシャンパンを注ぐ彼。なんでもまだ21歳で、同グループの熊本店で実績を積んで最年少店長として抜擢されたんだとか。 「まだオープンから数日ですが、おかげさまで好評ですね。ただ、東京のお客様とはちょっと違うところもあります。開店前には電話での問い合わせがいくつか来るんですけど、それが東京だと『いくらでどういうシステムなんですか?』って内容が多いのに、鹿児島だと『ここってどういうお店なんですか? キャバクラとは違うんですか?』という感じなんです。そもそもの認識として相席がまだ浸透しきっていないんでしょうね」  つまりそれは、東京よりもまだ“すれていない”女性のほうが多いということだろう。そこで早速、相席させてもらったのは仕事帰りにやって来たという同僚2人組だ。相席の店の来たのはもちろん初めてだという。
相席ラウンジ

最初に相席したOL2人組。この日は車で来ていたためノンアルで

「新開店のチラシを見て、『どんなところなのかな?』って友達とザワついてたんです(笑)。けど、今日はとりあえずの様子見だったんで車で来ちゃったんです。だからノンアルコールで。飲むときはいつもこのあたりですよ。調子よければ朝までいくし、そうじゃないときは“終バス”で帰りますね」  ここで耳にした“終バス”なる斬新なワード。なんでも天文館周辺では、終電もある一方で、それと同じくらい遅くまで運行する“(最)終バス”で帰宅するコも多いとか。「それも逃したら朝までかタクシー。運転代行は高いから使いませんね」とのこと。
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続いてはエステサロンで働く20代女子と相席
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