ゴミ捨て場は意外とクサくない!? 汚い=臭いではない
猛暑でツラいのは暑さだけではない。蒸し暑い空気に混ざる悪臭もツラい。そんな悪臭スポットを、臭気計や臭気判定士とともに計測してみた!
さまざまな悪臭が漂う夏場で、意外と臭わなかった場所が2つある。
歌舞伎町を歩いているとゴミ捨て場を発見。油でベットベトになっており、みるからに汚い。高い数値になると思ったが、臭気計の数値は20(※)。
そのまま歌舞伎町を歩いていると、排水溝の上に横たわるネズミの死骸を発見し、排水溝&ネズミの死骸というコンボはいかにも臭そうだったが、数値はマイナス9。意外な結果となった。
●臭気判定士・松林宏治氏のコメント
「単純に汚いだけでは臭いに直結しません。しかし、腐敗が生じると話は別。ひとたび腐敗が始まれば強烈な臭いを放ちます。今回もたまたま腐敗前だっただけということです。同様の理由で、家庭の生ゴミなどの取り扱いにも注意が必要ですね」
・ネズミの死骸…-9
歌舞伎町の排水溝で発見したネズミの死骸。腐敗は進んでいなかった
・ゴミ捨て場…20
歌舞伎町のゴミ捨て場。近づいたが、意外と何の臭いも漂ってこなかった
【松林宏治氏】
臭気判定士。大手デベロッパーや設計会社、病院などの悪臭対策を請け負う共生エアテクノの代表。テレビや雑誌など多くのメディアで臭いに関するコメンテーターや判定士として活躍中
※臭気の参考値として、気温30℃の街中は「30」、JR渋谷駅構内トイレは「70」。臭気計で測定できるのは臭いの強度や複合臭としての強さなので、臭いに対する快・不快は必ずしも反映されない
― 猛暑の悪臭スポットを測定してみた ―
実は臭わなかったものたち
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