スポーツ

1.4東京ドームに挑む内藤哲也「4年前よりオカダ・カズチカが小さく見える」

 来年1月4日に開催される日本プロレス界最大のビッグイベント、新日本プロレスの「WRESTLE KINGDOM 12 in 東京ドーム」。特筆すべきはメインイベント。現IWGPヘビー級チャンピオンのオカダ・カズチカ選手と内藤哲也選手のカードだろう。

 思い返されるのは2013年。翌年の1月4日・東京ドームで同じカードが決定したにも関わらず、“ファン投票”により事実上、セミファイナルの試合となり、メインイベントの晴れ舞台とはならなかったのだ。

 あれから4年。内藤選手は今年、インターコンチネンタル王座こそ手放したが、2度目のG1優勝を果たすなど昨年に続いてプロレス界の中心に居続けた。いま内藤選手のユニット“ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン(略称L・I・J)”が人気・実力ともに新日本プロレスを牽引していると言っても過言ではない。

 オカダ・カズチカ選手と内藤哲也選手。リングの内外でふたりの動向が注目されるなか、内藤選手がインタビューに答えた。1.4東京ドームにかける想いとは……?

1.4東京ドーム大会に挑む内藤哲也選手を直撃!


内藤哲也

内藤哲也

 決戦を前に内藤選手は、2017年をこう振り返る。

「実績的にも結果は残しました。結果以外に関しても内藤、そしてロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンが様々な話題を提供し、常にお客様を楽しませることができたのではないでしょうか。手ごたえは感じていますよ」

 そして、1.4東京ドームでは、ついにオカダ選手の持つIWGPヘビー級王座のベルトに挑む。また東京ドーム大会の大トリを務めるのは自身初となる。内藤選手にとって、1.4東京ドームとはどんな舞台なのか。「新日本プロレス、ひいては日本プロレス界にとって最大の舞台」だと言い切る。そして、そのメインに立つ意味をこう語る。

「自分もテレビで見ていたし、チケットを買って見に行っていました。会場のお客様の数もそうだし、テレビを通じてプロレスを知らない多くの方にも見てもらえる最高の舞台。だから、自分自身だけではなく、ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン・新日本プロレスの双方を盛り上げていくつもりです。僕はもともと新日本プロレスが好きだからこそ、これぞ“新日本プロレス”を届けたい。そのなかでもロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンということなんですけど」

 これまでに一見、自己中心的に思える発言で物議を醸してきた内藤選手。だが、その裏には新日本プロレスへの愛が垣間みられる。

「僕ほど新日本プロレスが好きな選手はいないと思いますよ。会社に対する提言もそうだけど、批判するだけならだれでも出来ることですから。『自分ならこう思う』と提案しています。それは、新日本プロレスを良くしたい、広めたいと思っているからこそですよ」

 もしもチャンピオンになれば当然、影響力も大きくなるだろう。これまで通り提言は続けるつもりなのか。

「ここまで、僕が何を言っても新日本プロレスは『内藤の言っていることはNO』だった。これがドーム以降変わるのかどうかはわからない。ただ、自分の意見が通るか通らないかが大事なわけじゃない。みんなに自分の考えを知ってもらうのが重要。だから、これからも思っていることを声に出して伝えていきます」

 とはいえ、念願のチャンピオンになったとき、なにか次のプランや目標はあるのか。内藤選手は自身が中学3年生のときに掲げた夢を思い返す。それは、以下の3つだ。

①新日本プロレスのプロレスラーになる
②当時憧れていた武藤敬司選手のように20代でIWGPチャンピオンになる
③東京ドームのメインイベントで試合をやる

「僕がIWGPチャンピオンに初めてなったのは結局、33歳のときだったけど、このなかで叶っていないのは東京ドームのメインだけ。これが叶ったときに初めて次の目標が見えてくると思います。今は先のことは考えていません」

決戦を前に「オカダが4年前より小さく見える」


「プレッシャーはあまり感じません。4年前に立つはずだった東京ドームのメインに立ち、どんな景色を見られるのか、楽しみで楽しみで仕方ないですね」

 そう語る内藤選手。2013年の東京ドームでもオカダ選手とタイトルを賭けて戦っている。改めてオカダ選手の印象はどうなのだろうか。

「IWGPヘビー級王座を1年以上保持し続けていますし、新日本プロレスの長い歴史のなかで最長保持記録を更新している。リング上の姿をみても、運動神経もいいし、タイトルマッチでも常にお客様を沸かせているし、素晴らしいレスラーであることは間違いないですよ」

 オカダ選手に対してリスペクトを現しつつも、4年の時を経て「同じ選手とは思えないほど小さく見えるようになった」という。

「4年前には巨大に見えていたオカダが、今は、彼が小さくなったのか、僕が大きくなったのかわかりませんが、同じ相手とは思えないくらい小さく感じるんです。4年前は 『どうしたらオカダと並ぶことができるのか、超えられるのか』と思っていましたけど、今は逆にオカダが僕に対してそう思っているんじゃないんですかね。『どうしたら内藤に並ぶことができるのか、超えられるのか』と」

 では、オカダ選手との試合において、注目すべきポイントはどこになるのか。

「試合が盛り上がるのか、凡戦に終わるのかは、むしろオカダにかかっているんじゃないですか。試合後のエンディングに関しては僕が全部持っていきますよ。試合後、オカダ・カズチカを倒し、新チャンピオンになった内藤がエンディングでいったい何をみせるのか、注目してもらいたいですね」

 とはいえ、今年はインターコンチネンタル王座のベルトを破壊するといった行動が物議を醸した。1.4東京ドームでIWGPのベルトを取ったらそれをどう扱うつもりなのだろうか。

「そこですよ。どうするのかな、と考える時間ほどプロレスファンにとっては楽しい、いちばん贅沢な時間です。いったいどういう行動を内藤が起こすのか。その答えは1月4日東京ドームの後、皆様の目で確認してください」

次のページ 
L・I・Jの結成に込めた思いとは…

1
2





おすすめ記事