更新日:2022年12月10日 18:52
デジタル

90年代に一世を風靡したクレーンゲーム(UFOキャッチャー)ブームが今再燃している3つの理由

理由その3 オンラインクレーンゲームの市場拡大

 ゲームセンターの話ではないですが、PCやスマホで遊ぶオンラインクレーンゲームが浸透しつつあります。オンラインクレーンゲームの草分け的存在、サイバーステップの「トレバ」がサービスを開始したのは2012年。そこからジワジワと人気が拡大し、昨年末にはセガ「セガキャッチャーONLINE」、タイトー「タイトーオンラインクレーン」といった大手も参入しました。

セガキャッチャーONLINE

 カメラ映像を見ながら遠隔操作で実物のクレーンを動かし、プライズをゲットできたら自宅に送られてくるという仕組みで、「わざわざゲームセンターに行かなくていい」「人目を気にしなくて済む」といったメリットがあります。  今のところ、接続が不安定で途切れる・画面が映らなくなる、また、それによって他ユーザーにプライズを「ハイエナ」(横取り)される、といった問題点も指摘されていますが、今後改善されてくれば新たなクレーンゲームの形としてさらに広がりを見せそうです。  ブームが去ったあとも根強く支持され、ここにきて輝きを取り戻してきたクレーンゲーム。現在、韓国や中国でも大ブレイクしているそうで、日本でも画期的な新筐体・新プライズの投入など、何かしらのきっかけがあれば本格的なクレーンゲームブームに突入する予感がします。 【卯月鮎】 ゲーム雑誌・アニメ雑誌の編集を経て独立。ゲームの紹介やコラム、書評を中心にフリーで活動している。著作には『はじめてのファミコン~なつかしゲーム子ども実験室~』(マイクロマガジン社)がある。ウェブサイト「ディファレンス エンジン
ゲーム雑誌・アニメ雑誌の編集を経て独立。ゲーム紹介やコラム、書評を中心にフリーで活動している。雑誌連載をまとめた著作『はじめてのファミコン~なつかしゲーム子ども実験室~』(マイクロマガジン社)はゲーム実況の先駆けという声も
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