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バレンタインは甘い日? それとも苦々しい日? どっちの人もチョコゲーム!

ゲームコラムニスト・卯月鮎の絶対夢中★ゲーム&アプリ週報

卯月鮎

卯月鮎

 アメリカではバレンタインデーは、カードや花を大切な恋人、友人に贈る日だそうです。ところが日本では、諸説あるものの、1958年にメリーチョコレートが好きな人にチョコを贈るイベントを仕掛けたのがきっかけで、今やすっかりチョコの日となってしまいました。  実はチョコレートは、20世紀に入って工場生産が始まり一般に広まったのですが、当初は一口で高い糖分が摂取できることから過酷な労働者のための栄養補給食品としてイギリスで人気になったそうです。それを考えると、バレンタインのチョコは、「もっとたくさん働いて、高いお返しをよろしくね!」という意味にも思えてきます……。さて、今回はバレンタインにちなんでチョコがテーマのゲーム2本を紹介します。 『ミルクチョコ-オンラインFPS』 iOS、Android/GameParadiso/基本プレイ無料

ミルクチョコ-オンラインFPS

『ミルクチョコ-オンラインFPS』は、韓国発のカジュアルな対戦アクションシューティング。白い「ミルク」チームとブラウンの「チョコ」チームに分かれて、4人対4人で対戦を繰り広げます。日本でもGoogle Playの「ベスト オブ 2017」のインディー部門に選ばれた人気作です。  小さなマシュマロマンのようなキャラは可愛らしく、戦うステージもチョコをモチーフにしたデザインで、この手のジャンルにしては非常にとっつきやすいのが特徴。といっても意外に本格派で、一般的なFPSと同じく周囲の状況をしっかり把握しながら慎重かつ大胆に立ち回らないと、すぐに相手の餌食になってしまいます。  勝利条件はステージごとに異なり、ミルク瓶を敵陣から奪う、先に敵を20体倒す、出現するターゲットを10枚壊す、ミルク基地をチームで占拠してミルクを増やす……など、バラエティ豊か。最初のキャラは一般的な歩兵の「アサルト」ですが、ゲーム内で「G」を貯めると、仲間を回復できる「メディック」、瞬間移動できる「ゴースト」など多彩な「ヒーロー」(職業)がアンロックできます。  自動射撃なので照準を合わせるだけでOK。1ゲーム7分とプレイ時間も手頃ですし、何度やられても10秒ほどで復活できるので、とにかく習うより慣れろでチョコレート戦争に飛び込んでみるのがオススメです。
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よだれが出そうなチョコレートメニューが目白押し!
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ゲーム雑誌・アニメ雑誌の編集を経て独立。ゲーム紹介やコラム、書評を中心にフリーで活動している。雑誌連載をまとめた著作『はじめてのファミコン~なつかしゲーム子ども実験室~』(マイクロマガジン社)はゲーム実況の先駆けという声も

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