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「ベルサイユ宮殿を散歩してたら『ベルばら』を歌いたくなった」アニソン界のプリンス・影山ヒロノブ

影山ヒロノブとLOUDNESSで「ジャパメタ2020」を!

――2020年は東京オリンピックの年ですが、ジャパメタも、ちょうど40周年を迎えます。 影山:マジ? ――ジャパメタが始まったのは、LAZYのラストアルバム『宇宙船地球号』が出た1980年12月ですから。この「ヘビーメタル宣言」で、日本のメタルが始まったということになってるんです。つまり、1980年が「ジャパメタ元年」です。 影山:そうなんだ(笑)。 ――ですからここはぜひランティスさんで、LAZYとLOUDNESSがコンビになって、世界でやってもらいたいです。しかも東京オリンピックで、すごく日本に注目が集まってる時ですから。 影山:それはいいですね。 ――影山さんは、『ドラゴンボールZ』の頃はすでにアニソン歌手の第一人者になっていたじゃないですか。その頃僕は、LOUDNESSも聴いてて。でも僕は当時、LAZYのことを知らなかったんです。だから、アニソンを歌っていた影山さんがLOUDNESSの高崎さんや樋口さんと同じバンドでやっていたってことを知った時、すごく驚いたんですよ。 影山:あはは、それは驚くよね(笑)。 ――海外では、影山さんとLOUDNESSは、アニメとメタルそれぞれのシーンで有名です。しかし、両者がかつて同じバンドで活躍していたことを知らないと思うんですよ。その意味でも、やる価値はあるかと。今のうちにジャパメタを盛り上げておいて、東京オリンピックでガンと世界に広げて、そこから若い世代へつなげてほしいと思ってるんです。そのためには、影山さんの存在が必要なんです。だって始祖の存在であり、アニソンとジャパメタ、どちらもやっていますし。LAZYとLOUDNESSが組んで、世界に出て引っ張っていくべきだと私は思ってるんですよね。 影山:じゃあそれまでにもっと盛り上げないと駄目だね。それはぜひやりたいですね! 【影山ヒロノブ】 1961年大阪府生まれ。アニソンシンガー、作曲家、編曲家。77年、ロックバンド「LAZY」でデビュー。バンド解散後、ソロに。85年、アニメ・特撮ソングに出会い、『電撃戦隊チェンジマン』などの主題歌を担当。以後、『ドラゴンボールZ』主題歌「CHA-LA HEAD-CHA-LA」や『聖闘士星矢』主題歌「聖闘士神話~ソルジャードリーム~」などを通じ、アニソン界を代表するシンガーとなる。2000年、JAM(ジャパン・アニメーションソング・メーカーズ) Projectを結成。2008年には「ワールドツアー」(世界8カ国10都市)を敢行した。現在までにレコーディングした楽曲は1,000曲を超える。 取材・文/山野車輪
(やまの・しゃりん)漫画家・ジャパメタ評論家。1971年生まれ。『マンガ嫌韓流』(晋遊舎)シリーズが累計100万部突破。ヘビメタマニアとしても有名。最新刊は『ジャパメタの逆襲』(扶桑社新書)
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影山ヒロノブBEST カゲちゃんパック~君と僕の大行進~

影山ヒロノブ40周年記念に相応しいCD2枚組ベストアルバム。アニメ『ドラゴンボールZ』『聖闘士星矢』『宇宙船サジタリウス』『鬼神童子ZENKI』、特撮『電撃戦隊チェンジマン』『鳥人戦隊ジェットマン』などをはじめ、名曲38曲を一挙収録。日本コロムビアより2月14日に発売。

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