新型スイスポか中古ランエボか…カーマニアも納得して万人受けするのはどっち?
永福:話は変わるが、今回はカーマニアにオススメの新型車として、スイフトスポーツの6速MT車を用意したので、カーマニアとしての感想を聞かせてほしい!
職人:そんなにいいですか?
永福:えっ、否定するの?
職人:カーマニアの中のカーマニア、いや運転マニアの立場から言わせていただきますと、今度のスイスポは万人受けするモデルだなと。
K:それって悪い意味ですか?
職人:1.4リッターターボになって、NAエンジンを回す気持ちよさがなくなったじゃないですか。
永福:キミが買ったランエボだってターボじゃないか!
職人:ランエボは別格ですよ。一緒にしないでください!
永福:まさかこれをディスるカーマニアがいるとは……。
職人:決してディスってるわけじゃないんですが。
K:ランエボと一緒にはできないですけど、スイスポは新車が200万円ちょっとで買えるんですよ。
職人:それはまあ……。
永福:そんな心が狭いことだからモテないんだよ!
K:エボⅥの中古価格を考えると、スイスポはお買い得なんじゃ?
職人:いや、おっしゃる通りです。ターボになってトルク大幅アップで速くなったんだから、文句は言えませんね。
永福:その言い草、気に入らないな。クルマは速さじゃない、楽しさだろ! スイスポは万人に薦められるうえに運転がメチャメチャ楽しい。ド中古のランエボなんか乗るのはモテないオタクだけ!
職人:まあ、ランエボが手強くてムリな人には、スイスポもいいでしょうね。
K:カーマニアの仲間割れはやめましょうよ。僕はどっちもいいクルマだと思いますけど。
永福:万人受けするうえにカーマニア受けもする稀有なクルマ、それが新型スイスポだ。6速ATもあるから家族も賛成してくれる!
職人:MT以外興味ないもんで。
K:もうケンカはやめて……。
結論
新型スイスポは、万人受けしつつカーマニアも満足という輸入車っぽい輝きがある。それでいてMT車の販売比率がなんと7割というから涙が出ます。ランエボのリヤウイングが恥ずかしいと感じる方はこちらをどうぞ。1962年東京生まれ。慶大法卒。編集者を経てフリーライター。『そのフェラーリください!!』をはじめとするお笑いフェラーリ文学のほか、『首都高速の謎』『高速道路の謎』などの著作で道路交通ジャーナリストとしても活動中
K:「もうメガーヌRS(ルノー)もいらない!」って思いました!
永福:だよね。排気量が違うから、速さではランエボやメガーヌにはかなわないけど、走る楽しさでは決して引けを取らない!
K:スズキっていいクルマを作るんですね。修会長バンザイです!
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