カーライフ

改造車の聖地、横浜・大黒PAの今――実態は紳士が集う改造車の博覧会!?

オーナーたちは根っからのクルマ好き

 大黒PAに来ている改造車のオーナーたちは、クルマの見た目がいかついというだけでルーレット族や暴走族とひとくくりにされてしまうこともあるが、それはまるで違うようだ。 「ここにいる人たちは根っからのクルマオタクなんすよ。クルマで自分を大きく見せるようなことはしないです。クルマを介して人と人の交流が生まれる……という話でもない。そういうのは意識高い系がすることっすよね。ただカッコいいクルマを見るために来ているだけなんすよ。もちろん自分のイカしたクルマを見てほしいってのもありますけどね」
大黒

三浦さん

 エンジンをふかしたまま停車しているのは、エンジン音まで聞いて欲しいという理由からだそうだ。思い切りアイドリングをしているわけではあるが、別にブンブンいわせて威厳をアピールしているわけではないのである。エンジンをふかしているクルマを見ると、車内には誰もいないケースが多々見られる。つまりカギが刺さったままなのでいつでも盗むことだってできてしまう。
大黒

アイドリングがよくないことも確か

「誰も盗まないっすよ。お互いにクルマが好きってことは分かっているから、されて嫌なことはしない。自分のクルマは特に改造とかはしてないですし、そんな高いモノでもないです。でもそれを嘲笑するようなことは誰もしないっすよ」
大黒

初心者でも臆する必要はない

大黒PAは紳士集まる博覧会

 当初は、大黒PAに対して“暴走族の集会”のようなイメージを抱いていたが、まったくの思い違いだったようだ。それも競い合うような品評会ではなく、紳士集まる博覧会である。 「でも自分もそろそろ改造してみようかとは思いますね。せっかく来るならやっぱり自分のクルマもいっぱい見て欲しいじゃないですか」  クルマなんて燃費がよければそれでいいという考えだった筆者。しいて言えば丸っこいクルマが好みというくらいだ。しかし大黒PAに来たことで、「コペン」でも買ってみようかと思い直した次第である。<取材・文・撮影/國友公司>元週刊誌記者、現在フリーライター。日々街を徘徊しながら取材をしている。著書に『ルポ西成 七十八日間ドヤ街生活』(彩図社)。Twitter:@onkunion
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